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とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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「浦島太郎になっちゃったわ~」などと言うつもりはないものの、勝手知ったる英国の街中も多少変化している。

 

変化していないのは肥満者が多いこと、いきなり列車が1時間も遅れたことだった。

 

義理両親に余計な迷惑を掛けまいと空港から電車で帰ることにしていたので、それは覚悟の上だった。しかし、券売機の前で驚いた。

 

片道 23ポンド (約6千円)

往復 24.5 ポンド(約64百円)

 

日本だとそれだけ払えば、鈍行で東京から熱海まで行けそうだが、在来線ではそういう料金体系はないかもしれない。空港から義理両親宅まではせいぜい30キロだ。熱海はその3倍の距離かな。

 

数字はいいから加減だ。なぜなら、今はインターネットコネクションが不満足状態。それでもブログを更新したくなったのは、このバーチャル世界とは切っても切れない関係になっしまったから。か?

 

スイスでも毎日料金にびっくりものだが、英国でも運賃に驚いた。昨年の5月に銀座の姉御がロンドンに来たときに、「初乗り1000円の地下鉄に乗ってみた~い」と言うので、そんな凄い料金を払ったことないなあ、と思った。

 

まあ、安く乗る方法はいくつかあるけど、何も知らない人々に千円の初乗りを公にする国も珍しいのではないだろうか。この辺を「地球の歩き方」などでちゃんと説明していれば、旅行者にも喜ばれるような気がする。それだけロンドンの物価は高い。

 

しかし、高いと言えば、スイス。そんなスイスでも英国ほど公共交通は高くない。やはり英国よりはマシなんだろうか。国民の信頼を得ているのかもしれない。スイスに地下鉄はないが、バスの初乗りは300円くらい。でも、これを安くする方法はある。1時間乗り放題で220円にすることが可能だ。

 

その方法を記述しようと思ったが、入手するべき手続きとカードの名前が思い出せない。フランス語はすぐに忘却のファイルに転送されてしまうようだ。

 

ネットで調べろって? でも、ダイアルアップ回線ですよ。

 

義理両親は敬虔なメソディスト派の信者であります。うぐぐ。

 

コメント返し不可、許されたし。

 

 

 

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備忘録に書くまでもなく、今日のことは忘れないだろう。

でも、ここに書いてしまうと、誰もが「なんだ、その程度のことなの」と思うかもしれない。

土曜日は在寿府日本人倶楽部の新年会で同席した面子がそのまま拙宅に集合して下さった。

普段は在寿府英国人社会に埋没する矮小なアジア人の拙であるが、日本人の善人相手に身の置き所を知り、とても快適だっただけでなく、心が和んだ。

物理学者のD教授には特に感謝。なんで、あんなに優しいのか。海外生活20年あまりの拙でもこういう人々の暖かき心に触れ、胸が膨らむ思いである。

それにしても、皆で食べたハマチは上手かった。


あ、今歯が取れた。来週英国に戻るので忙しいのに・・・。どこで治療すりゃいいんだ。




連日連夜のお招き。昨日は日本総領事館に自己招待だった。それほど在外邦人社会に接する重要性があるというわけで拙も必死なわけ。

外国生活では、日本人同士はなかなか仲良くならない。日本人を避けて、「自分は現地化できる」と思い込んでいる場合も少なくない。拙の場合は妻を理解するために、と英国で出来るだけ現地化を心がけたことがある。でも、1年持たなかった。以来、日本人社会に繋がることになった。

互いに見て見ぬフリをする日本人同士でも、一旦レセプションやパーティなどで会うと急接近し合う。拙も寿府では、今後いろいろな共同体に参加することになるだろう。例えば、UNのソフトボールチームとか。あ、それは邦人社会とはちゃう。

本日招いてくれたのは、在スイス50年以上の大学教授。九州大学に客員教授として数年過ごしたこともある人物で、在ジュネーブ英人社会での重鎮だが、軽快な語りとユーモアある話しっぷりに魅了される85歳のおじいちゃん。なんでもノーベル賞の選考委員らしい。

奥さんは医師で、そのお爺さんは軍医として1897年に日本に行ったことがあるとか。アーネストサトウ公使と一緒に撮影した写真を見せてもらって驚く。

拙ら夫婦以外に招かれていたのが弁護士夫婦で、フランス人の奥さんは凄い別嬪、スタイル抜群なだけではなく、PLOでパレスチナレポートを書いたヒト。スコットランド人のそのご主人とその奥さんの両人をよく見ると、「あれ、この前ニュースに出てませんでしたっけ?」「ええ、よく出ますよ」 いろいろな番組でコメントをしている。

彼らははっきり言って、英国やフランス国からのブレイン流出組み。スイスに請われて移り住んできた人たち。今晩は光栄にも招かれたわけだが、妻のジョブタイトルは名前負けしてないのかな。拙は自由人だからどうでもいい。皆、拙の話を面白そうに聞いてくれる。拙も茶々を入れる。

もう一人、ご主人は障害者で寝たきりだという奥様。話を聞いていると、Down Underの出身だが、結婚で英国貴族になってからスイスに長年住んでいるらしい。ご主人は貴族といえども成功したビジネスマンだったにちがいない。

こういう顔ぶれを見るに付け、スイスという国の面白さを感じる。自国にメリットのある人物をどんどん受け容れるんだな。

帰宅して気づいたのは携帯電話が懐にないこと。鳴らしてみても見つからない。たぶん、あの家に忘れたんだな。明日でも、明後日でも取りに伺わねば。わざと忘れたわけじゃないけど、行くのはなんとなく楽しみ。また、あの夫婦に会える。老いても輝く人たち。



まず、新年会の話。

在寿府日本総領事館で新年会。拙は日本人としての手続きである在留登録を行っていなかったので、この選から漏れていたことが昨日判る。

友人と門前まで行って断られたらそれもいいかな、というつもりだった。

しかし、その友人が「日本総領事館に電話してみたら」と言うので、連絡してみると、拙に関する諸般の事情を知る職員の方々が気を使って下さって、拙は当日になって新年会に参加できることになった。

ここで、また在寿府日本ミッションの方々に深く感謝。

寿府着以来3ヶ月そこそこの拙にとって、この日本人社会との出会いは有意義であり、なによりも嬉しい。

14年ぶりに知人(元同僚?)にも会えたしね。

その知人に拠れば、在寿府邦人って2600名しかいないんだって。これからジュネーブ日本人倶楽部に参加するので、これで一気に知り合いが増えそう。2600名のうちかなりの方々と知り合うことになるのだろう。



12th nightというのは、クリスマスから12夜目のこと。だから、パーテーとしては、本来1月6日に行われる。クリスマスイブ、クリスマス当日、ボクシングデイ、ニュー・イヤーズ・イヴ(大晦日)、ニュー・イヤーズ・デイと、散々口実をつけては飲む機会を作って来たのに、駄目押しのように飲み続ける。まあ、12th nightが新年会に当たるんでしょうな。

英国系のあるお宅から招かれて参加。

先ほどまで日本語だったが、今度は英語。

何か辛いな、と思っていたらお父さんが日本人だという人物に遭遇。

コミュは英語だが、共通の話題や日本のことが判るのは有難い。

こちらから帰宅すると夜中の1時。

一晩で2件のパーテーはきつい。

きついけど、大事なヒューマンコネクション。



今朝は寒かった。地面が凍っていた。こういう路面にスノータイヤは有効なんだろうな。と思いつつ、ゴム底の靴を履く。妻には高いヒールを履くなとアドバイス。

車庫から車を後進で出すと路面が滑るのを感じた。軽く制動させてもABSブレーキみたいな感じ。

妻事務所までは快適ドライブ。途中の坂道でポンピングブレーキを試みる。高等技術ではない。単なる物理の知識と応用。それを理解しないで、ブレーキングをしている先行車輌を見て怖いなあ、と車間を空けていて正解。先行車はカーブでガードレールに接触。当たり前でしょ、それがcentrifugal force(遠心力)。横滑りしてさぞ怖かったことでしょう。

でも、拙も軽く失敗。駐車場内で360度方向転換し終えて制動に入った途端、車が前方に2mほど滑った。遠心力は判っているのに、慣性の法則を忘れていた。危うく車はボラードへの激突を免れたのだ。ふぃ~。

拙はそのまま病院に。アポの時間よりも早い到着なのに、コトはとっとこ進む。スキャンで身体を開きにしたり、輪切りにしたり。拙のために指導音声を英語にしてくれた。「日本語はないの?この機械日本製でしょ」と聞くと、笑われた。

自分の身体の中を見たり。検査対象は臓器だが、「おお、ここにこれだけ厚い筋肉のあるヒトはスイス人にもなかなかいませんよ」「そうですか。背筋と腹筋には自信があります。意外なことにジャンプ力に関係あるんですよね」 医師と病気とまったく関係ないことで盛り上がる。まさに「輪切りのワタシ」「鯵の開きの気持ちがよく判る」

待合室で待たされる間に同じ症状の患者を2名見たので、そのことが話題になる。 

「今朝は道が凍っていましたから、やはりこういう事故は起き易いんですね」

「そうですね。今日はすでに6件ほど同じ事例で患者が運ばれて来ています」

拙が見たのは、うら若き女性2名の車椅子姿。二人ともピンヒールを履いている。そして、片足は骨折、あるいはひどく挫いている様子。くるぶしが片方の3倍も腫れている。胸の開いた白シャツを着て、上下黒のスーツだが、転倒の勢いでズボンは破れている。美貌も若さも形無しである。涙ぐんでいるので、声を掛けてあげたかったが、どうせフランス語でないと会話が成り立たないんだろうな。労わる言葉を掛けてあげるにも仏語学ばないと不可と気づく。あたりまえだ。

凍った路面に接触面の少ないピンヒールを履いて歩けば、支えが少ない分、滑るリスクは増える。凍った路面でブレーキを掛けてタイヤをロックすれば、遠心力によって車は外側に滑る。スイスでもこんな奴らいるんだ。イギリスにはとても多いので、運転手に「ばーか、ばーか」と叫びたくなる。性格悪い?

なんだか物理って、哲学みたいだな。当たり前のことを当たり前に説明している。でも、骨折したヒトたちや、車をぶつけたヒトたちには教訓に聞こえるだろう。

スイスの冬を甘く見ちゃなりませんぜ。でも、まだスノータイヤ履いてない。


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