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とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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来客の部屋を掃除。

泊り客は金髪の白人女性であった。

残り香もするが、残り毛も見える。

やはり金髪である。

50cmはあろうか。

しかし、金髪は束ねてこそ輝くものだ。

数本の金髪を眺めても美しくない。

一般的な話だが、、肉体的に凸凹の激しい白人女性は遠目に見栄えがするが、近くで見ると美観が減じる。

肌が汚い。シミが多い。毛深い。顔剃りをしない。・・・色気がない。

それらの点では、日本人など東洋人に勝る美しさはないと思われる。

ここで言う美しさとは相対的な美しさではなく、

いわゆる健康美である。

日本人はまともなものをバランスよく口にしているから美しく、若々しく居られるのだろう、と思う。

寝室にもし日本人の長い髪の毛が落ちていたら妻に疑われるかもしれない。

日ごろから日本人女性の美しさについて語っているからだ。

でも、語るだけで地に落ちる。

差別意識などないのだが、ブロンド、金髪などの輝く毛髪の人々が残していったものは、拙にはヤギの髭にしか思えないのである。

ちなみに来客は息子のGFで、御年15歳。彼女の肌はキメ細やかだった。さすが、モデルをこなすだけのことはある。

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正式な会社名はeasyjet

なんて安易な会社名だろう。

スイスでセールスマンに会ったが、文字通りイージーゴーイングな人物。

まあ、セールスはそういう人間がなりがち。

拙の航空職時代は職人セールスマンと言われることを誇りにしていたものだが、もはやそんなセールスのやり方は過去の遺物だ。誇りも埃以下だ。

イージー・ジェットは指定座席がない。

飯は出ないので、腹が減ったら買うことになる。

しかも、カップヌードルが700円などと、天にも昇るような価格。

天空で食べるカップ麺は格別な・・・わけない。

今年になってから、イージージェットの利用は多い。

で、フライトのキャンセル率は2割強。

遅延を含めれば、4割に達する。

朝7時のフライトが11時の他社便に振り返られた。

朝11時のフライトが17時半に振り返られかと思うと、搭乗後2時間の待機。

3時のフライトが夜11時なんてのも2回もあった。

「まあ、イージージェットだから」と、大方の乗客は諦め気味。

再チェックインのときに、コンペンセーションとしてミールバウチャーが貰えるけど、こちらから請求しないと貰えないことになっているらしい。

しかも、微妙に使えない時間帯まで引っ張って、再チェックインさせられてるような気もする。

このイージージェット、コードが2つある。

EZSがスイス、EZYがエゲレスだ。

その機がどちらの国を基点にしているか、という違いでもあり、経営も異なるようだが、大元締めは同じ。

ジュネーブとロンドンとを別々のハブにすることで需要を作り出していることが判る。

安さゆえの恩恵もあるが、こういったリスクが多いのも困る。

今日も半日、空港で娘と一緒に過ごしてしまった。

まさか、こんなことになるとは思わず、待ち時間に読む本を持っていくのを忘れたので、娘に本を借りた。

芥川の英語版「羅生門」だった。

あの小説の主題はエゴなのか、エコノミーなのかいまだもって謎。

安い運賃を当てにするのもどちら判らない。でも、どっちでもいいや。





今回は英国ネタ。

在スイス、ロイヤル・オーヴァーシーズ・リーグ(以下ROL)の会合とデナーに参加。

ROLとは元々海員の互助組織、友好同盟で1910年来の歴史を持ち、

ロンドンのセント・ジェームズス・エリアの紳士倶楽部と同じように鎮座する由緒正しき倶楽部だ。

支部は英連邦内を中心にして世界中に広がり、

元海兵や元船員、そして現海兵と現船員にメンバーとしてのベネフィットを供与している。

「対象は英国人紳士だけなの?」

と聞くと、同会長が首を振る。

「女性もOKだし、人種、国籍は問わない。日本人は多いに参加してもらいたい」

とのこと。

さて、ひと仕事やりますかね。

日本人が入れるジェントルマンズ倶楽部の仕組みを作ってやろう。



水泳ではシル・ブ・プレばあさんという強敵を、

「それは人種差別ではないですか」

という一言で撃退したものだが、

今回の場合はどうも頭をひねる状況にある。

エレベータで鍵を拾ったのである。

全部で9箇所の鍵であるから、全財産をカバーしているわけで、

しかも、キーケースには住所、氏名、電話番号が書いてある。

これでは泥棒に入って下さいと言っているようなもの。

ほとんどアホだ。

管理人がホリデーで不在だったので、

階下の郵便受けで名前を確認するも、留守。

鍵の紛失に気付いていないとは、

ますますもって、アホウだ。

共通ドアの鍵もここにあるから、

インターホンを使わないと入れないだろうと、

張り紙をしておいた。

念のために紛失者自宅ドアにも張り紙。

もちろん英語だ。

1時間半後、仕事の最中、階下がやかましい。

どうやら、紛失者が近所の人々を巻き込んでいるようだ。

たぶん英語のメッセージが読めないのだろう。

でも、階は判るだろうし、こちらの名前も書いてあるのだから、直接来ればいいのに。

来ると、マダムはメルシー、メルシー、メルシー、ボクー、ボクー、ボクー・・・の連呼。

こういうお礼の言い方もあんのね。

「鍵をお渡しますが、アナタがマダム〇〇であることを証明してください」

と言うと、

メルシーおばあさんは、ケスクセ?

「アナタがマダム〇〇であるかどうかは私には判りません。誰かに証明してもらうか、パスポートかIDを見せてください。さもないと、私は何かしらの責任に問われる可能性があります」

メルシーばあさんは、英語をまったく解さず。

ならばと、隣のドアを叩く。

いない。

階下の住人のドアを叩く。

いない。

すると、メルシーばあさんは、合鍵で自分の部屋のドアを開けた。

ここが私の家です、というジェスチャー。

じゃあ、まあこれで証明されたとするか、と鍵を渡すなり、最後に無表情にメルシーと述べて、自室のドアを閉めた。何か憮然としていた様子。

階下の住人だと言っても、会ったことないからそうする以外に仕方ないじゃん。

さもなければ、拙は見知らぬ人に無条件で鍵を渡すことになってしまう。

とどのつまり、拙は彼女の財産を守ってあげた。

悪いやつなら知らん振りしていることも出来たし、家に侵入することも出来たわけだ。

部外者の入れない構造になっているとしても、見知らぬ人々もけっこう出入りしているわけで、

メルシー連発して、コトを済ませる神経が知れない。

拙なら後で、花束とかワイン1本とかお届けする。

あるいは、鍵に個人情報を付帯させておくくらいだから、やはり相当のバカなのか。

メルシーボクーが、メルシーバカーに聞こえてきた。

彼女は80歳前後、このアパートには新築だったころから40年に渡って棲んでいる。

かつて、ジュネーブとはそんなに安全な街だったんだろう。

考えてみたら、拙も相当なバカ・・・正直。




「まだ来ない」と「まさに来る」とではどのように異なるのだろうか。

前者を漢字にすると「未来」になる。

後者は「将来」である。

どちらが先の未来だろうか。

「将に来る」のであれば、「未だ来ず」よりも手前の未来と言える。

過去→現在→将来→未来

はて?未来の次はなんだろう?

勝負事で緊張するのは、人間が将来さえも読めないからだろう。

だから不安になるのだろうな。

未来を想えば、もっと不安になるのかもしれない。

拙もいつも不安である。

例えば、

ひとつの幸せはいつまでも続くものではないと考える。

永遠の幸せはありえない。

幸せはいろいろなものに支えられていて、

傘の頂点にある先っぽのようなものだ。

傘の骨がぐにゃりと折れてしまえば、

先っぽは傾いてしまう。

大概の傘は骨が折れてしまうと使えなくなる。

どんなに大事にしていても、起こりうることで、

どうせ折れるなら、コンビニの300円傘もヴァレンチノの30万円傘も大した違いはない。

がっかりするのが嫌だからとヴァレンチノはやめて、

コンビニで1000本の傘を買う。

そうすれば、1000の安っぽい幸せが手に入るというわけだ。

というのはもちろん冗談。

ただ、不安の解消の仕方が下手な人が世の中には多いなあ、と。

坂本九ちゃんは「幸せなら手を叩こう」と歌っていた。

不安な人は自分の頬を両手で叩いて、立ち位置を確かめることだな。

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