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とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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取り返しのつかないことをしてしまった。

 

身体が冷たくなったことを確認して、包丁を脚の付け根に一突き。

 

ほうら、血は出ない。

 

身体から脚をゆっくりと剥がす。

 

普通なら関節部分はなかなか切れないので出刃かナタを使うところだが、シャープな刺身包丁がこんなに使い易いとは思わなかった。

 

脚を1本、また1本外して持ち運びし易いように均等に並べる。

 

並べられた脚は不気味だが、美味そうでもある

生前は八頭身の美女だっただけのことはある。

怒って、口を尖らせるととても可愛らしかった。

もはや、美しい思い出である。

 

これらの肉塊をコンテナに詰め込み、酸に漬け込めば、

身体は跡形もなくこの世から消滅する。

試しに酸の濃度を確かめる。

 

ほどよく酸っぱい。

 

でも、酸っぱいだけではダメだ。

 

砂糖、みりん、出し汁を合わせてレモンも絞る。

 

待つべき時間は一昼夜。

 

しかし、待てなかった。

 

今晩は来客だと言うのに、

取り返しのつかないことをしてしまった。

 

なにしろ、酢ダコが美味すぎるのだ。

 

バラバラになったタコは跡形もなく、拙胃袋へ。

 

さて、もう一度タコを買いに行くか。

 

「おじさん、タコ一盃、シルヴプレ」

なんだ、取り返しつくじゃん。




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「まだ来ない」と「まさに来る」とではどのように異なるのだろうか。

前者を漢字にすると「未来」になる。

後者は「将来」である。

どちらが先の未来だろうか。

「将に来る」のであれば、「未だ来ず」よりも手前の未来と言える。

過去→現在→将来→未来

はて?未来の次はなんだろう?

勝負事で緊張するのは、人間が将来さえも読めないからだろう。

だから不安になるのだろうな。

未来を想えば、もっと不安になるのかもしれない。

拙もいつも不安である。

例えば、

ひとつの幸せはいつまでも続くものではないと考える。

永遠の幸せはありえない。

幸せはいろいろなものに支えられていて、

傘の頂点にある先っぽのようなものだ。

傘の骨がぐにゃりと折れてしまえば、

先っぽは傾いてしまう。

大概の傘は骨が折れてしまうと使えなくなる。

どんなに大事にしていても、起こりうることで、

どうせ折れるなら、コンビニの300円傘もヴァレンチノの30万円傘も大した違いはない。

がっかりするのが嫌だからとヴァレンチノはやめて、

コンビニで1000本の傘を買う。

そうすれば、1000の安っぽい幸せが手に入るというわけだ。

というのはもちろん冗談。

ただ、不安の解消の仕方が下手な人が世の中には多いなあ、と。

坂本九ちゃんは「幸せなら手を叩こう」と歌っていた。

不安な人は自分の頬を両手で叩いて、立ち位置を確かめることだな。


ジュネーブの気候はどうも煮え切らない。

6月のヨーロッパとは一年のうちで最もいい季節だ。

10月から3月までどよ~んとした空の下で過ごすのだから、

我々の気分もこの頃に晴れやかにさせてもらいたいものだ。

そういう拙の打棒も湿り勝ちである。

5打数0安打、という経験はかつてなかったと思う。

そして、全然打てそうな気がしないのだ。

短い野球人生ではあるが、こんなことは初めてである。

そんな拙の不調をよそ目に、我チームは6戦全勝。

拙自身も守備ではいまだにノーエラーを続けている。

我ながら、守備の方も意外だ。

ロンドンでは打棒は評価されたけど、守備は使いものにならなかったからね。

チームは15対11で本日も勝利で、6戦全勝。

本日は最強のUSマリーンチームだった。

なぜ、米海軍が内陸国のスイスにいるかって?

そんなことは知りません。

でも、判ったらこの場で。

拙チームの主砲、2mのイケ面アントニオの放った2つの3ラン本塁打で勝ったようなもの。

凄いなあ、6打点か。

まだ、拙は本塁打打ってないなあ。

こんな筈ではないんだが。




ホンダのレーシングチームを連勝に導いたリーダー、

後藤治氏に会った。

まず、講演前にご本人自らが自社リーフレットを参加者に配る。

なんと低姿勢な方だろうか。

行われた講演の始まりで、さらに人柄が伝わる。

こんなにいい人があの過酷なゲームのリーダー?

話を伺っているうちに拙人生との間接的な接点が多数見えてくる。

現在の商売も魅力的だが、なによりもお人柄が素晴らしい。

特に印象的だったのは、

F1エンジンは2800kmしかもたないとか、

4千万円以上掛かるとか、

2km/ℓということではなく、

「それをやってみたいから、やってみた」

ということで、しかもそれが成功に繋がっているということ。

世界基準の軽自動車とか、

1ℓエンジン車とか、

彼の未来は、既に将来を凌駕している。


競歩を始めてから早や2週間。

天候に恵まれないにも関わらず、既に11回決行。

一度走ると、体重が2㌔減る。

もちろん、飲み食いしてほとんど戻る。

でも、確実に下半身が強化されているのが判る。

水泳は上半身が主だったが、

競歩は脚腰が80%以上、上半身は20%くらいだろう。

上腕が太すぎてごっついので、今後はスリムになる。

これだけ汗をかくとなると、

体内に結晶を作り易い症状を持つ拙としては、

あまりいい運動ではないのかもしれない。

ま、水をがぶ飲みすればいいか。

あちこちに、eau potarbleの泉水もあるし。

8キロの行程。初日は1時間掛かった。

だが、5日目以降は45分で終わってしまう。

時速にして10.67km/hって、我ながらずいぶん速くない?

アップダウンはかなりあるのになあ。

たまたま調子が良かっただけかもしれない。

競歩には少しだけ制限がある。

膝を曲げてはいけない。

足の片方が地面から離れてはならない。

だから、脚の長さと回転の速さで速度が決まる。

でも、短脚の高速ランナーもいるから、脚の長さにこだわってはならないのだ。

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