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とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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このところ、毎週末は世界のどこからともなく友人が泊まりに来る。やはり、ジュネーブは来易いのか。

こちらもまだ観光を十分にしていないので、彼らに同行することは苦にならない。むしろ、複眼でいろいろなものを観るので、拙だけの価値観や感性以上に、面白い見方に気付かされる。

昨日はオールドタウンのM&Sのまん前で俳優モーガン・フリーマンに遭遇。二人のガードマンを従えて、あの颯爽とした風貌で街を闊歩していた。道行く人々の多くが振り返り、互いに目を見合わせてはうなずきあっていた。拙は彼の大ファンなのでサインを貰いに行こうとしたが、護衛の顔が怖かったので止めた。だって、拙よりも20cm以上でかいし、強面なんだもん。下手に近づいて防御の大義名分で手を出され、怪我しても文句も言えないだろうし、あの歩く速度はコンタクト拒否のポーズであり、サインは断られるに決まっている。

それにしても、モーガン・フリーマンが何故ジュネーブに居たのか。モーターショーを観に来たってことはあるまい。非公式ではあるが、人権会議に関わるやり取りが行われているので、そのプロパガンダとして重要な彼がジュネーブを歩いていてもおかしくはない。

人権と言えば、スイスでは養子縁組が多い。先日タイ国名誉総領事に会ったら、彼はスイス人だった。60歳の彼にはタイ人の子供が10名ほど居る。ハーグ養子縁組み協定のお陰で「スイスは手続きが簡単なんです」とのことだが、それだけにスイスでは養子熱が高い。且つその成り手と受け入れ側との関係が需給関係になりつつあり、それが社会問題化している。養子を斡旋する業者が産業化することで、養子となる子供たちが「商品化」しているということだ。

ハーグ協定の主旨は恵まれない子供たちを、子供を持たない人々が親になって救えるのではないか、ということがポイントだった筈だ。しかし、世の中は本来の趣旨から捻じ曲がってモノゴトが運営されることは避けられない。

昨日から泊まりに来た友人は英国人S。彼女には6つ年上の姉Pがいる。Pはタイ人で、Sが生まれる前にSの両親の養子になった。しかし、Pの希望で彼女は物心ついてからタイで高等教育を受けを寄宿生活をしていた。だから、SとPには面識がないけれども、法律上の姉妹関係があった。

そのPは3年前に突然英国のSの家に現れた。

「私、アナタの姉です。英国人と結婚してプーケットに住んでいましたが、津波で子供も夫も死んでしまいました。私にはもういく所がない」

Sには青天の霹靂で、40年間以上両親の口頭でしか知らされていない姉の存在はSの想像の枠を超えていた。SはどうやってPの立場を理解しようかと、途方に暮れたそうだ。

その後、Pは亡くなった夫の家族のサポートでタイレストランを開いて、英国で暮らしている。

Sの家族や旦那の家族が人権など当然のこととして考える人たちだったから良かったものの、同じ境遇で、誰からも見向きもされない人々は人権などを考えることもなく、ただ必死に食い扶持を探すことになるのだろう。

基本的人権が平等であるべきだと言っても、それは自由競争原理のなかでは矛盾する概念だしね。




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