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とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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実はフランス語を話していたことがある。

もちろん、アザブジュバンとか、タコハポンという類のものではない。

本当に仏語会話をしていたのだ。

と言っても、大学時代だから四半世紀以上前の話。

今では単語も文法も忘却の彼方だ。

主な会話の相手は米語会話研究会の先輩だった。

彼女はせっかく習った仏語も英語と同様に話せるように維持したいと言っていた。

拙の動機は彼女が少し美しかったからだ。

習い立てのフランス語を口にするのはそんなに難しくなかった。

フランス語を彼女と一緒に喫茶店や学食で喋っていたらカッコイイだろうなあ、とも思った・・・。

あれ?彼女にこのブログのこと教えたっけ・・・・?

じゃあ、今ではもっと美しいだろう。

ともあれ、動機がないと勉強する気にはなれない。

仕事も同じだ。

急ぎの仕事が入ると、なぜか大掃除が始まる。

疲れてぐったりしていると、編集者から電話が入る。

「ギャラはXXXです。でも、締め切りが迫ってます」

「ハイ、判りました」

ようやくエジソンが掛かる。いや、エンジンだった。

語学は何が動機付けになるのだろう。

仏語圏に住んでいるのだから。

  ⇒充分な動機にならない。

話せないと生活に困るから。

  ⇒話せるようになるまで困るのは避けられない。

スイス人と友達になれないから。

  ⇒ジュネーブにスイス人などいない。仏語を話す奴ばかり。

世間一般に拙の英会話能力は妻によって培われたと思われているが、あいにく妻から英語を教わることは皆無に等しい。しかし、一般に言う寝物語で会話力を磨くことなど出来るのだろうか。出来るかどうか試してみたい気もするが、そんなことをやっている余裕はない。

もうちょっと生活に困るまで、あるいは危機感を覚えるまで、自分を放っておこうか。とりあえず、仕事は英語で出来ちゃうんだよな~。

フランス語が飛び交う世界は「空耳の世界」だ。

特に、Rは痰を切る音やうがいの音に聞こえる。

発声できるけど、なんだか好きになれない。

Carpetを「カーッぺッ」と言っているような感じかな。

あ、すいません。いい加減なこと言ってます。

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食事をしながらブログを読む人はいないだろう。今日の話はちょとグロい。

まず、英語で、

My big toe's swollen. Oozung puss has come out between nail and toe.My nail is growing into the toe.

「足の親指の爪が肉に食い込んで化膿しています。腫れて、どろどろした膿が出ています」

数日前から痛いなあ、と思っていたものの、3日前から痛風みたいに腫れて来た。医者に電話すると、何名か居るはずの受付の女性はあまり英語が得意ではない様子。今日診察してくんない?こんな症状なんで。と言っても、埒が明かず、翌日のアポになってしまった。そんで、その日は一日膿を押し出して楽しむことになった。膿が出切ったところで水泳に行った。あのプールは今頃拙のばい菌で汚染されている。でも、誰にも言わない。ウンチした後に泳いでも誰も何も言わないしね。プールって怖い?

翌日診察を受ける頃には腫れがかなり引いていた。でも、量は減ったとは言え、OOZING PUSSは出ている。アンティ・セプティックの軟膏を塗ったが、あまり効いていない。効くわけない。もう、これは抗生剤ものだ。

血液検査とかで、何度か来ているのに、医師は尋ねる。

「英語が良いですか」

「日本語ならもっと良いです」

「それは困りました。私が知っている日本語は『コニチワ』だけです」

「それ、日本語になってないよ」

とは言わない。

足を見せると医師は拙の指先を絞って膿を出した。

「痛いですか。大丈夫ですか」

「少しマゾッ気があるので、もう少し強く押されても大丈夫です」

とは、 もちろん言わない。実はマゾッ気などない。どちらかといえばSの方だ。

このまま放っておくとどうなりますか、と尋ねると、

「指が腐るでしょう」

「どれくらいで腐りますか」

「なんでそんなことを聞くんですか?」

「いえ、この国は賞味期限に厳しいから・・・」

「・・・Anyway・・・」

冗談のつもりだったが、医者は困ったようなので、質問を変えた。

「今後の処置は?」

医者は順当に応え、処方箋を書いてくれた。

抗生剤が高い。1週間分だけで、なんと5600円。

あと傷口を消毒するのかどうかよく判らん液体を貰った。いや、1600円で買わされた。

スイスは薬も高い。これではクスリとも笑えない。

ん、なんか言った?






インターネットには経路検索という便利なものがある。日本や英国でもカーナビを使ったことはあるが、どうも好きになれないので、ジュネーブでは経路検索をしてから出かける。

 

もし間違えたら、とそのリカバリーの方法まで考えてみる。

 

昨日は、ジュネーブ旧市街にある目的地まで自宅から13分の筈なのに45分掛かった。渋滞していたのではない。間違えて、リカバリーできなかったのだ。おまけに途中で長期の工事区間があった。さらに交通事故があって、その当事者同士が路上で議論している。決して声を荒げているわけではなく、デジカメで画像を撮り、お互いの状況を説明しあって、コンセンサスを得ようとしているように見える。なぜなら、こういうのは責任分担を決めるのはもはや裁判ではなく、保険会社が行うからだ。互いの言うことの辻褄が合わないと、求償手続きが円滑に行われないわけだ。でも、車を側道に置いてやって欲しいよなぁ。

 

行きたい方向がブロックされているので、前方車が迂回を始めた。後続車がそれに続く。拙も続く。するとどんどん目指す幹線道路から離れて行く。またまた、どこに向かっているのかが判らなくなる。道ごとに名前が付いているので、見つけ易いと思われるかもしれないが、標識も文字も小さすぎる。見えない。どこを走っているのかが判らなくなる。車を路側帯に止めたいが、ここに止めてよいやら、よくないやら全然判らない。仕方なく前進する。目的地がどんどん離れる。やっと止めて索引を見ても、ロンドンのA to Zのように一括したインデックスがない。地図は地域ごとにインデックスを設けている。地域名なんて分かる筈がない。

 

 

道の名前だけで引ける地図じゃないと意味ないよなぁ。今日のドライブも疲れた。

 


ジュネーブは魚が豊富だ。

魚屋の軒先には多種多様の鮮魚が並ぶ。海岸線に囲まれていながら、海産資源の乏しい英国とはエライ違いだ。

 

海魚が豊富なのは意外だった。定期市、常設卸市場Aliglo、そしてManorsのような高級店に行けば刺身でも可能だ。でも、鯖や鯵のような青魚は目利きを要する。誰かに見方を教えて貰いたい。マグロ、シャケは「刺身でOKか?」と日本語で聞いても答えてくれる。熟練した魚屋たちだ。

 

川魚のPearchというヤツが美味い。淡水魚なのに泥臭くないし、肉がしっかりしている。焼くとちょっと乾き気味なので、あぶり焼きには向かないけど、照り焼きや塩焼きにしたら、タルタルソースやムニエルソースを付けると乾きも気にならない。歯応えはブリみたいかな。

 

個人的な嗜好は尿酸値の高いウニ、イクラ、牡蠣、イカ、タコという類だが、一度発病してからはあまり貪欲になれない。海老、蟹などの甲殻類も好きだが、30年前の築地の食堂で食わされたプリミティブな料理には敵わない。あの頃、まだ自然に近いものがまだ安く、外道とされていた。イクラはいくらか高級になりかけていたが、筋子は雑魚以下だった時代。

 

スイスでは金を掛ければ、そういう食材に困らない。でも、必要な量は少しだけ。食べ過ぎれば、身体にも地球環境にも良くない。そう言えば、カニは絶滅危惧種になる、と聞いた1990年代前半から食べていない。そう考えると何も食べられなくなると言う人物がいるけど、蟹は成長に時間が掛かるから、やっぱ止めておいた方がいいと思う。同じ理論と理由でマグロもそろそろ止めるべきか? マグロ類には長生きして頂きたいが、食させても頂きたい。見返りに、拙の亡骸はマグロの養殖池に投げ込んで頂こうか? え、汚染された肉体は餌にならない? と言うのは、今は冗談であるとしても、そのうち土壌健康協会ならぬ、海洋海水健康協会が発足して、海の健康を手掛けるに違いない。と、思う。

 

スイスではエコロジーにどうしても目が行く。その世界はフランス語が出来なくてもけっこう大丈夫だ。先日、スイス・ブリチシュの別嬪さんと知り合った。バイトでモデルをしていたこともあるそうで、高校生物の先生でもあり、ジャーナリストでもある。身長は拙と同じくらい。スイス人は結構小さいけど、彼女は男並みにでかい。ともあれ、彼女の授業に潜入取材できることになった。この先の記事は有料になるけど、スイスの生物の先生がどんな風に生物学を通してエコロジーを教えるかなんざ結構面白そうじゃん。知りたいメディアは手を上げて。

 

 

 

 

ユーロの財布

フランの財布

デジカメ

辞書

携帯電話

地図

メモ帳

筆談用ノート

パスポート

勇気

 

 

ま、最低こんなもんですかね。

 

パスポートと財布はしょっちゅう国境を越えるから。デジカメはメモ帳代わり。辞書は必携。相手が英語を話してくれても下手糞な発音で意味不明の時は筆談。

 

最後の「勇気」だけは無形だけど、これは「リスクを犯しても対処する勇気」言葉が出来ないってこんなに怖いもんだとは知らなかった。自分の位置が物理的にも、社会的にも、精神的にも判らなくなる一瞬が連続する時もある。「あれ、これは?ここは?」って感じ。判る?しかも、すべてが判らないためにどこから手を着けたら良いかが判らない。フランス語の先生を選べと言われているけど、拙の要求に応えられる教師がいるだろうか?

 

     文法はどうでもいい。

     ロールプレイでシチュエーションをたくさん学びたい。

 

拙自身が英会話講師をやった時はこれでけっこう効果が上がっていた。実用性の高さがポイント。とりあえず、自分でダイアログを作るかなぁ。それとも、なんかいいシチュエーションあったら教えて下され。

 

 

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