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何はともあれ「明けまして雨で立つ吾スイス在」でございます。
暖冬なんでしょうねぇ。
実は、表題のごとくゲイパーテー以来、家族全員が順番にくたばっていました。39度の高熱では30日のお招きにも伺えず、微熱が残り関節各部と異常な筋肉痛では31日のジュネーブ市内のカウントダウンにも参加出来ず、酩酊状態以上に頭も錯乱気味でした。え、いつもだって?持ち味でもある分裂気味なのは認めますが、錯乱ほどではないでしょう、と一人突っ込み。
元旦の朝と言えば、新聞配達でありました。永世中立の最近は毎日新聞の方々に支えられておりますが、ノンポリだった小学生の頃は朝日新聞を配達していました。過去の
「元旦はいつもよりゆっくりでいいよ」と専売所のオジサンの言葉が優しく聞こえて嬉しく思えたのは、朝方の新聞の量を見るまでのこと。専売所から送られて来た「元日特別版」新聞の束は1部の厚さが3cm以上。通常30部は抱えられる7歳の子供の腕には10部が限界。「これじゃ、ゆっくり配っても昼になっちゃうよ」と半べその拙。「しょうがねえじゃん」と半ギレの兄。全部配り終えたのは9時ごろだったでしょうかねえ、兄上。アカギレが治らず冬中手の甲から血を流していたことがもはや懐かしくもあり。
あの頃から想像すると、今こうして異人の妻と半異人のわが子らと、スイスで年越しするのが不思議でなりません。これはもしかして、幻想?
半魚人と年越しするのだったら幻想だろうけど、半異人とであれば、これは幻想ではありませぬ。さきほど義姉から贈ってもらった茶蕎麦を年越しに使わせて頂きました。2日ぶりの食事は腹わたと心に沁みるようです。特にダシの香りはコンフォートを与えてくれます。8時間の時差のある異国の地で、やはり和食は身に、心にやさしいですね。兄家族の配慮に感謝であります。
「新年早々スイスで病明け」 お粗末。
今年もフランス語は好きになれないだろう。
ところで、
今、年が明けたところですが、近所で花火が上がったので、外を見てみると周辺の家のダイニングや居間では、スイス人の皆さんはディナーを始めています。こんな時間に食べて胃がもたれないのだろうか。麺類ならまだ判るが、どう見てもローストものを食べている。これがスイス式なのだろうか? 待て、次号。いや、たぶんしばらく。