とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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クリスマスにはけっこうお呼ばれがある。
在スイス英人社会はクリスマス期間にけっこうジュネーブに残っている。
どうやら親類縁者がスイスに来たがるらしい。
招かれているうちに、スケジュールが詰まってしまい、
こちらからお招きする日程が立たなくなってしまった。
連日の飲み食いは正直なところけっこうきつい。
招かれた席では何も食べず、帰宅してから一人お茶漬けをすするなんてこともある。
このお茶漬けの幸福感、判るかなぁ。
いえね、年齢を経たせいか、どうも脂の食事が苦手なんす。
胸焼け八町、走って八丁って古典落語の世界。
忘れてください。
ともあれ、招かれる以上は、なにかプレゼントを持参しなければならないと日本人以上に体裁を気にする妻が言うには、クリスマスマルシェに行こうとのこと。
寝ぼけまなこで受け答え、
ジュネーブの旧市街とか、カルージュにもいいところあるんじゃないの?
と言いつつ、「モントルー」という地名を妻が言うなり、
お、フレデー・マーキュリーの住処、デープ・パープルの「水上の火事」、詩人バイロンの退廃生活・・・などを思い出す。特に英人バイロンが面白いおっさんなのだが、これも語ると長くなるので、後日。いや、本当に許せねえよこいつ、という人格だけどなぜか憎めない。この時代にこういう人物多いねぇ。
ともあれ、車でモントルーへ向かい、まだ朝早く市場にはヒトもまばらなので、第二の目的であるRoches de Naye山のある一路登山鉄道へ。
このRochers山に向かった理由は、頂上にサンタの村があり、オトナでもけっこう楽しめるということ、スキー場があるとのこと、そして登山鉄道に乗れるということ。
オジサンたちはどうしてこうも乗り物に弱いんだろう。
モントルーの駅で切符を買い、登山鉄道の道中で食べようと、近くのCOOPでサンドッチを購入。箱根の強羅駅を思わせる駅舎で、50名あまりの酔漢たちと鉢合わせ。うるさいし、くせー。
発車するなり、息子はサンドッチを頬張るが途端に食欲を失くす。
後ろで誰かが強烈なニオイを放出。
吐くなよ。息子。
酔漢たちは二駅後にホテルの前で一斉に降車。このホテルの雰囲気、やはり箱根あたりのなんたらに似ている。
その後、列車は1時間の道中、何度かトンネルを繰り返す。
繰り返すたびに濃厚な雪景色が広がる。
これ、わずか10分で標高1000m超え。線路の真ん中のピニオンの高さが箱根の比じゃござんせん。でも、スイッチバックはなかった。
あこがれのコックピット。極めて単純。最高速度は20km/h.
そば焼酎が飲みたくなる景色。航空マンなら、就職後必ず感動した景色でせうね。
雲海とはよく言ったもので、1000m付近の村が島のように見えます。つまり、1000m以上は晴天。その下は曇天。なんだか、「新しい」豊かな生活を知らされた気分。なぜなら、ここの住民は海抜1000mでありながら、天候に恵まれ、文化的な生活を享受しているんです。
まだまだ、スイスのことは学習中であります。
モントルーの続きは次回。
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Re:絶景かな!
英国でも買い物に興味がなかったんで、どうなんでしょうね。妻はスイスにはスイス特有のものがあると言ってます。