とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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知り合いの英国人の話。
彼女はフォークランド紛争の数年後に、
同地の高等弁務官事務所に赴任していた。
彼女はガヴァナー(総督)の秘書だった。
彼女のご主人は一等書記官だった。
いつものように夫婦別々に自宅から車で出勤した彼は、
事務所に到着する直前に襲撃を受け、
還らぬヒトとなった。
これって、テロじゃん。
80年代初めのこと。
自爆テロが報道される今日この頃、
こういうことってやっぱり普通にあるんだよなあ。
日本の戦後にもいくつか隠れた事件があるけど、
今日のようにテロとして扱われることはなかった。
敗戦国のヒトビトの立場に照らしてみれば、
自爆テロが何故起きるかということは理解可能。
それが国家レベルの問題だけでなく、
夫婦・家族レベルでの悲しみに繋がることも然り。
でも、人類って成長しているんだろうか。
世の中、バカばかりに見えるのは拙の傲慢ですか。
2002年、ある英人の結婚式で
アルジェンチン人の隣に座った。
話がサッカーに及ぶ。
「ベッカム?彼は単に顔がいいだけでしょ。それ以上の何者でもない」
「君、この英国人の場に来て、すごいこと言うね」
「いや、僕は事実を言っているだけだよ」
「いやいや、事実ではないでしょ。君の見方でしょ」
「いやいやいや、僕だけじゃない。国の連中は皆そう思っているさ」
2002年W杯の直前の話でした。
あー、どこまで続く。このいたちごっこ。
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