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「あんまり寂しく感じないな」
「もう、寮で落ちついているからだろ」
「そうだね、居場所があるもんね。昔は移る度に寂しくて、移ってからは不安でしょうがなかった。特に、前の家は大き過ぎて最初の日が怖かった」
息子が始めて明かした引越しの心境であります。
子供心に大きなプレッシャと葛藤を抱えていたのに、
この年までよく頑張ってきたな、と思いました。
息子は2歳で初の引越し、5歳、9歳、そして14歳と4回の引越しを経験しています。
神戸生活初日の彼の言葉は、散々楽しんでおきながら、
I want to go home.
一生忘れられぬコトバです。
2歳上の娘は2歳、4歳、7歳、11歳、そして16歳と5回に達しました。
彼らが2歳、4歳の頃の引越しは英語から日本語への引越しでもありました。
当時、拙は我が子らに英語で話していたのです。
神戸という場所柄、英語を話している親子は珍しくなかったでしょうが、
拙は子供たちが関西弁でも良いから日本語を話して欲しいと願っていました。
そして、半年もしないうちに彼らは神戸弁で、妻とコミュニケを取っていました。
娘は当時の母子の会話が日本語であったことを覚えていないそうです。
当時の彼らの姿が鮮明に思い出されるのは、
その自然なやり取りゆえでありましょう。
妻も関西弁に対して柔軟でした。
それから、11年余りを経た今、
我が家は物理的に離散しています。
「あまり寂しくない」と言った息子、
実は、忘れ物に気付いてテキストを送って来ました。
拙は送り届けました。
お互いに涙はないものの、
会えるととても心潤うものであります。
明日以降は、いつブログを再開できるか。
もし、明日もお目に掛かったら御免なさい。