とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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雨のあと、ベランダに出ると白いテーブルには茶色の粒子がたくさん付着している。
テーブルだけではない。壁伝いに雨水の滴る場所すべてが茶色い線を引いたようになっている。
この現象、日本でも見たことあるなあ、と思った。
近頃のジュネーブは蒸し暑い。
生暖かい湿った空気がジュラ山脈にぶつかって、我々の頭上に雨を降らせる。
これは夏の徴(しるし)でもある。
夏になると、サハラ砂漠から吹き上げられた砂風が地中海で水分を含んで大陸まで運ばれてくるということだ。
だから、イタリア南岸ではこの茶色い雨はもっと濃いのだろう。
ジュラ山脈以北に行けば、この雨の色はここよりも薄くなるのかしらん。
日本に黄砂の雨が降ると、砂はもっと白っぽい。
その黄砂が大空に舞っていると、本当に黄色く見えた。
昨今の大気汚染の話では黄砂が灰色に見えるとも聞くが、実際に見ていないので何ともいえない。
やっぱり、地球はでかいのう。
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