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カーブとは英語で言うCave。つまり、穴倉のこと。ワインは穴倉で寝かせるもの。宍倉さんという上司を思い出すが、その御仁はポン酒派だった。
この半年、飲み物を振り返ってみるとワインが圧倒的に多い。ビールなど飲んだ記憶がない。赤ワインは尿酸を結晶にするし、白ワインはカルシウムを結石に負の効果があるものの、運動と食事に気をつけている拙の肉体はなんとかバランスを保っているようだ。まるで他人事?
スイスのワインが輸出ご禁制品で門外不出であることは過去既に述べた。ジュネーブ周辺のフランスでも売られていないくらいだから、国内生産と消費とのバランスが取れているわけだ。身土不二の思想としてはこの上もない理想と言える。エコマイレージも掛からず、地元で自給自足というのは当然と言えば当然なのかもしれない。
拙もスイスに来るまでスイスワインなるものを飲んだことがなかった。ジェネーブ市内では場末のディスカウントショップでもスイスワインを売っている。価格は5000円くらいから300円までと様々だが、同じ棚に並べられているところがいい。300円でも美味いかもしれないし、5000円でもダメかもしれない。どちらも同じようなボトルに収まり、「私もワインです」という表情でこちらに訴いかける。
よしよし、と300円のワインを拾い上げる。ついでに5000円のワインボトルも触ってみる。どちらも普通のボトルだ。300円ものと3000円のものとを購入。ちょうど10倍の価格差でどれだけ違うかを確認するため。
結果、300円ものはつぅんとした酸味で嫌な予感。おそるおそる啜ってみると、それだけで体調が悪くなりそうになった。口に含むなり、粘膜質をトゲが刺しまくり、吐き出しても渋みが残った。これだけ悪いと料理にも使いたくない。以来、lower limitは500円くらいだなと判断している。
口に渋みの残ったまま3000円を開けるのはもったいない、と3000円は翌日に持ち越すつもりだった。しかし、いつの間にかワインケースから消えていたので、妻に聞くと「御礼に使った」とのこと。どちらのワインもデジカメで撮影したが、こういう話になっては比べようもないから掲載しない。
牧歌さんはどんなワインがお好きですか?