とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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正式な会社名はeasyjet
なんて安易な会社名だろう。
スイスでセールスマンに会ったが、文字通りイージーゴーイングな人物。
まあ、セールスはそういう人間がなりがち。
拙の航空職時代は職人セールスマンと言われることを誇りにしていたものだが、もはやそんなセールスのやり方は過去の遺物だ。誇りも埃以下だ。
イージー・ジェットは指定座席がない。
飯は出ないので、腹が減ったら買うことになる。
しかも、カップヌードルが700円などと、天にも昇るような価格。
天空で食べるカップ麺は格別な・・・わけない。
今年になってから、イージージェットの利用は多い。
で、フライトのキャンセル率は2割強。
遅延を含めれば、4割に達する。
朝7時のフライトが11時の他社便に振り返られた。
朝11時のフライトが17時半に振り返られかと思うと、搭乗後2時間の待機。
3時のフライトが夜11時なんてのも2回もあった。
「まあ、イージージェットだから」と、大方の乗客は諦め気味。
再チェックインのときに、コンペンセーションとしてミールバウチャーが貰えるけど、こちらから請求しないと貰えないことになっているらしい。
しかも、微妙に使えない時間帯まで引っ張って、再チェックインさせられてるような気もする。
このイージージェット、コードが2つある。
EZSがスイス、EZYがエゲレスだ。
その機がどちらの国を基点にしているか、という違いでもあり、経営も異なるようだが、大元締めは同じ。
ジュネーブとロンドンとを別々のハブにすることで需要を作り出していることが判る。
安さゆえの恩恵もあるが、こういったリスクが多いのも困る。
今日も半日、空港で娘と一緒に過ごしてしまった。
まさか、こんなことになるとは思わず、待ち時間に読む本を持っていくのを忘れたので、娘に本を借りた。
芥川の英語版「羅生門」だった。
あの小説の主題はエゴなのか、エコノミーなのかいまだもって謎。
安い運賃を当てにするのもどちら判らない。でも、どっちでもいいや。

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