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ジュネーブは魚が豊富だ。
魚屋の軒先には多種多様の鮮魚が並ぶ。海岸線に囲まれていながら、海産資源の乏しい英国とはエライ違いだ。
海魚が豊富なのは意外だった。定期市、常設卸市場Aliglo、そしてManorsのような高級店に行けば刺身でも可能だ。でも、鯖や鯵のような青魚は目利きを要する。誰かに見方を教えて貰いたい。マグロ、シャケは「刺身でOKか?」と日本語で聞いても答えてくれる。熟練した魚屋たちだ。
川魚のPearchというヤツが美味い。淡水魚なのに泥臭くないし、肉がしっかりしている。焼くとちょっと乾き気味なので、あぶり焼きには向かないけど、照り焼きや塩焼きにしたら、タルタルソースやムニエルソースを付けると乾きも気にならない。歯応えはブリみたいかな。
個人的な嗜好は尿酸値の高いウニ、イクラ、牡蠣、イカ、タコという類だが、一度発病してからはあまり貪欲になれない。海老、蟹などの甲殻類も好きだが、30年前の築地の食堂で食わされたプリミティブな料理には敵わない。あの頃、まだ自然に近いものがまだ安く、外道とされていた。イクラはいくらか高級になりかけていたが、筋子は雑魚以下だった時代。
スイスでは金を掛ければ、そういう食材に困らない。でも、必要な量は少しだけ。食べ過ぎれば、身体にも地球環境にも良くない。そう言えば、カニは絶滅危惧種になる、と聞いた1990年代前半から食べていない。そう考えると何も食べられなくなると言う人物がいるけど、蟹は成長に時間が掛かるから、やっぱ止めておいた方がいいと思う。同じ理論と理由でマグロもそろそろ止めるべきか? マグロ類には長生きして頂きたいが、食させても頂きたい。見返りに、拙の亡骸はマグロの養殖池に投げ込んで頂こうか? え、汚染された肉体は餌にならない? と言うのは、今は冗談であるとしても、そのうち土壌健康協会ならぬ、海洋海水健康協会が発足して、海の健康を手掛けるに違いない。と、思う。
スイスではエコロジーにどうしても目が行く。その世界はフランス語が出来なくてもけっこう大丈夫だ。先日、スイス・ブリチシュの別嬪さんと知り合った。バイトでモデルをしていたこともあるそうで、高校生物の先生でもあり、ジャーナリストでもある。身長は拙と同じくらい。スイス人は結構小さいけど、彼女は男並みにでかい。ともあれ、彼女の授業に潜入取材できることになった。この先の記事は有料になるけど、スイスの生物の先生がどんな風に生物学を通してエコロジーを教えるかなんざ結構面白そうじゃん。知りたいメディアは手を上げて。
鯖以外でも燻製は楽しめますよ。メカジキは拙自身も自宅で作ってみたいと思います。