とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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ユネスコ主催のイベントに参加してきた。
各国の代表者がそれぞれのプロジェクトについてプレゼンする。
5名中、2名がフランス語だけど、プロジェクターに映し出されたグラフから内容は読み取れた。
他の3名は英語。日本人代表者もいて、けっこうプレゼンに手馴れている印象。
会社人であった頃、外国人からよく聞かされたのは、
「日本人はプレゼンが下手だ。それは指導力にも影響している」
一般的に言えば、本当にそうだと思う。
でも、普段は的確なマネージメント能力を発揮しているのに、プレゼンとなるとしどろもどろの人物もいた。
何のためにプレゼンをするのかが判っていないかのような印象を受ける場合も少なくなかった。
一方、プレゼンの上手な人は指導力もある。
話が明快で判り易いからだろう。人の気持ちになってそれを考えることが出来るからだろう。コミュニケーションが上手いわけだ。
日本人でプレゼンの上手い人の出身を聞くと「ワセダの弁論部でした」とか、海外の大学で教育を受けて来た人々が多い。
日本で弁論部に入る人たちは、生まれつき議論やコミュニケーションの上手な人や積極的な人が多いような気がする。
しかし、欧米で子供のころからビジネス関係の教育を受けて来た人たちは、授業の一貫として、弁論を行ったり、プロジェクトについてのプレゼンをする機会を多く持たされる。誰もがプレゼンを行うので、その技術や多様性も大したものだ。
そして、良きプレゼンターは、皆をそのプロジェクトに引き込む良き指導者として目されるわけだ。
プレゼンにも、指導にもその人物の人柄や背景が影響してくるのは判るが、そういうことだけに頼っていては良いアイディアも埋もれたままになってしまうのではないだろうか、と常々思うところ。日本の教育は良き指導者を作る作業を怠っているのか、気付いていないのか。国際社会に出れば、誰もが気付く筈なのに。
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Dolphinさま
内容があるからこそ惜しいと思う人が多かったような記憶があります。でも、うにさんの意見のような人も沢山見てきました。国連関係でも、ああ、そういえば。
御無沙汰してます
物事に対して考えたり、考えた内容を誰かとシェアしたりってことが少ないから、なんですかね(あったとしても模範的な回答が求められる)。だからどういう風に話したら相手に興味を持ってもらえるとか考える機会が少ないのかな・・・と。義務教育+高校の3年間って可能な限り目立たないようにする努力が求められるような気がします。
ちなみに私の身の回りには、MBAでプレゼン手法だけ学んだの?って感じの人がいますが、彼のプレゼン、何一つ頭に残らないのはなぜだろう・・・。
ちなみに私の身の回りには、MBAでプレゼン手法だけ学んだの?って感じの人がいますが、彼のプレゼン、何一つ頭に残らないのはなぜだろう・・・。
Re:御無沙汰してます
こちらこそご無沙汰しております。来て頂けると嬉しいものですね。
言われてみれば、中身のないプレゼンする上司に当たったことがあります。立ち回りの上手さは見事だったけど、全然仕事できないオッサンでした。あんなやり方でも人間は食っていけるんですね。
言われてみれば、中身のないプレゼンする上司に当たったことがあります。立ち回りの上手さは見事だったけど、全然仕事できないオッサンでした。あんなやり方でも人間は食っていけるんですね。