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どうりで東京に連絡が付かないと思った。
こちらはほぼ24時間体制なのに。
でも、そろそろ仕事が出来なくなります。
さて、今日の備忘録は息子の友人の話。
つい先日のこと、息子の親友ダギーのお母さんカレンが寄宿舎の中を先生たちに案内されていた。
カレンは45歳だが、立ち姿は20歳くらいにしか見えない。細くて格好いい。モデルさんみたいだ。どこでそのGパン買ったのと聞きたくなるほどフィットしている。金持ちの旦那のために努力しているんだな。顔立ちも整っていて、若い頃は引く手数多だったろうな。
そんなカレンの姿を寮内で認めて、息子は軽く「あれ?」としか思わなかったそうだが、カレンは息子と目が合うなり、一瞬驚いた表情になって、すぐに普段の微笑みに変わった。
案内がひと段落すると、カレンはわざわざ息子の居場所を見つけ出して言った。
「ダギーにはまだ内緒なんだけどね。私たち海外転勤になるの」
カレンは、ダギーを息子と同様のボーダー(寄宿生)にするための下調べをしに来ていたわけだ。
そのときのカレンの目は潤んでいたそうだ。
「参加する」という連絡を大分前から受けていたのに、ダギーの家族は先日の「送別ドリンクス」には来なかった。
その夜、カレンから妻宛に長いメイルが届いた。
そこには他の同級生たちや家族も現れるので、ダギーを同伴して、彼らと顔を合わせる気分にならなかったらしい。
その日、ダギーは両親の転勤の話を聞いてかなり動揺していた。部屋にこもって、まず息子に、そして数人の親友と電話で話した。
ダギーの2歳上の姉カースティはボーダーになれると興奮して喜んでいるそうだが、それも反作用と思われる。
この親子の絆がとてもしっかりしているので、ダギーとカースティのような態度になるのだろう。片や落胆、此方気丈にして親に心配を掛けまい、と。
カレンも自分の傍から子供たちが離れるのが信じられないとメールに書いていた。彼女はよき母であり、最良の妻でありたいという人間だ。日ごろからなんでも完璧にこなすので、拙もよく驚かされる。あの体型も彼女にとって完璧なのだろう。
ここまでに子供たち自身が育んだものや、学制のことや、進学を考慮すれば、ボーディングは子供たちにとってベストの選択になると決心した点は我々家族とも意見は一致している。この選択は彼女にとって完璧ではないが、ベストなのだそうだ。
ダギーと息子の絆も深まるんだろうな。それもベスト、そして最高の親友同士になるだろう。