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情報や記事にも、それをリリースする適切な時期というものがあります。
でも、その時期を逸すると、この記事は賞味期限切れということになってしまいます。
そうすると情報を加工して、発表することになります。
ジュネーブ生活を始めて約3週間、
画像もけっこう溜まって来ました。
レマン湖畔だけでも100枚ほどあります。
単に撮りすぎであります。
以下はその抜粋。
嵐のレマン湖。高波です。怖いです。
空は晴れているのにねえ。
10月の葡萄畑から臨むレマン湖。スイス産ワインは殆ど国内供給され、輸出はあまりされません。フルーティで甘めですが、ドイツワインのようなマッタリした甘さとは異なります。赤ワインはお奨めではないそうです。
お墓参りもしました。エリザベス・ティラーと婚姻と離婚を繰り返した俳優リチャード・バートンはスイスに棲み、客死しました。
アリスター・マクリーンは推理小説家。今でも空港のキオスクで彼の著作を目にします。
次回は山を紹介しませう。
インターネットには経路検索という便利なものがある。日本や英国でもカーナビを使ったことはあるが、どうも好きになれないので、ジュネーブでは経路検索をしてから出かける。
もし間違えたら、とそのリカバリーの方法まで考えてみる。
昨日は、ジュネーブ旧市街にある目的地まで自宅から13分の筈なのに45分掛かった。渋滞していたのではない。間違えて、リカバリーできなかったのだ。おまけに途中で長期の工事区間があった。さらに交通事故があって、その当事者同士が路上で議論している。決して声を荒げているわけではなく、デジカメで画像を撮り、お互いの状況を説明しあって、コンセンサスを得ようとしているように見える。なぜなら、こういうのは責任分担を決めるのはもはや裁判ではなく、保険会社が行うからだ。互いの言うことの辻褄が合わないと、求償手続きが円滑に行われないわけだ。でも、車を側道に置いてやって欲しいよなぁ。
行きたい方向がブロックされているので、前方車が迂回を始めた。後続車がそれに続く。拙も続く。するとどんどん目指す幹線道路から離れて行く。またまた、どこに向かっているのかが判らなくなる。道ごとに名前が付いているので、見つけ易いと思われるかもしれないが、標識も文字も小さすぎる。見えない。どこを走っているのかが判らなくなる。車を路側帯に止めたいが、ここに止めてよいやら、よくないやら全然判らない。仕方なく前進する。目的地がどんどん離れる。やっと止めて索引を見ても、ロンドンのA to Zのように一括したインデックスがない。地図は地域ごとにインデックスを設けている。地域名なんて分かる筈がない。
道の名前だけで引ける地図じゃないと意味ないよなぁ。今日のドライブも疲れた。
元々アイルランドのお祭りであることはご周知の通り。
アメリカのプロパガンダを経て、世界に広まりました。
ジュネーブは国際都市ですから、始まりも早かったのかなあ、
と思ったものの、やはり20年前は誰も関心なかったそうです。
プロパガンダの力は大きいですね。
本来の意味は薄れて、楽しい部分だけが支持され、
デフォルメされる。
ま、日本の祭りと同じですね。
我々の殆どがその意義や意味を知らないで、
浴衣の女性を眺めては、
「日本の祭りはいいなあ」
と勝手に感慨に耽っている。
だから、祭りとして成り立つのかもしれない。
今、ジュネーブもイルミネーションのお祭り期間です。
そのうちレポートしませう。
それにしても、ハローウィンの使者たち、
怖いどころか、カワイ過ぎる。
ジュネーブは魚が豊富だ。
魚屋の軒先には多種多様の鮮魚が並ぶ。海岸線に囲まれていながら、海産資源の乏しい英国とはエライ違いだ。
海魚が豊富なのは意外だった。定期市、常設卸市場Aliglo、そしてManorsのような高級店に行けば刺身でも可能だ。でも、鯖や鯵のような青魚は目利きを要する。誰かに見方を教えて貰いたい。マグロ、シャケは「刺身でOKか?」と日本語で聞いても答えてくれる。熟練した魚屋たちだ。
川魚のPearchというヤツが美味い。淡水魚なのに泥臭くないし、肉がしっかりしている。焼くとちょっと乾き気味なので、あぶり焼きには向かないけど、照り焼きや塩焼きにしたら、タルタルソースやムニエルソースを付けると乾きも気にならない。歯応えはブリみたいかな。
個人的な嗜好は尿酸値の高いウニ、イクラ、牡蠣、イカ、タコという類だが、一度発病してからはあまり貪欲になれない。海老、蟹などの甲殻類も好きだが、30年前の築地の食堂で食わされたプリミティブな料理には敵わない。あの頃、まだ自然に近いものがまだ安く、外道とされていた。イクラはいくらか高級になりかけていたが、筋子は雑魚以下だった時代。
スイスでは金を掛ければ、そういう食材に困らない。でも、必要な量は少しだけ。食べ過ぎれば、身体にも地球環境にも良くない。そう言えば、カニは絶滅危惧種になる、と聞いた1990年代前半から食べていない。そう考えると何も食べられなくなると言う人物がいるけど、蟹は成長に時間が掛かるから、やっぱ止めておいた方がいいと思う。同じ理論と理由でマグロもそろそろ止めるべきか? マグロ類には長生きして頂きたいが、食させても頂きたい。見返りに、拙の亡骸はマグロの養殖池に投げ込んで頂こうか? え、汚染された肉体は餌にならない? と言うのは、今は冗談であるとしても、そのうち土壌健康協会ならぬ、海洋海水健康協会が発足して、海の健康を手掛けるに違いない。と、思う。
スイスではエコロジーにどうしても目が行く。その世界はフランス語が出来なくてもけっこう大丈夫だ。先日、スイス・ブリチシュの別嬪さんと知り合った。バイトでモデルをしていたこともあるそうで、高校生物の先生でもあり、ジャーナリストでもある。身長は拙と同じくらい。スイス人は結構小さいけど、彼女は男並みにでかい。ともあれ、彼女の授業に潜入取材できることになった。この先の記事は有料になるけど、スイスの生物の先生がどんな風に生物学を通してエコロジーを教えるかなんざ結構面白そうじゃん。知りたいメディアは手を上げて。
在寿府イタリア総領事館主催の各国料理コンペに参加してきました。参加と言っても、妻が審査員に選ばれたので、拙は傍観者として同行しただけです。
まず、道中から意外な困難を強いられました。車4台で向かったのですが、先頭を走る案内役の運転手Cが、左折禁止や直進禁止をどんどん進んでしまいます。
後続車もなんとなく続いてしまい、あわや事故の状況。
3回目の違反運転で、「もう、ついていけない」と諦め、なんとかして、独自ルートを辿りました。目的地に到着してCに会うと、「なんで消えちゃったのよ~」と自身の違法、及び危険運転を省みるどころか、
まったく自覚が無い様子。
後続していた他の2台の運転者たちもそのことに触れず。これはとても英国人らしい。たぶん、Cはとても思い込みの強い人柄なのだろう、と彼女の居ないところでその運転者たちに尋ねると、静かに頷いておりました。
さて、駐車場から案内どおりにコンぺ会場に向かおうとすると、
はて?見つかりません。
主催者のお国柄が出た大雑把な案内で、なんとか見当を付けて到着したのは、予定よりも30分遅れ。Cの案内した道は、方向が彼女だけの判る遠回りだったので、それでも時間を食っていた筈でした。で、会場に着いてみると、主催者がドタバタと走り回っています。会場の見かけだけは立派でしたが、料理競技参加者の要求が何もオーガナイズされていません。
さすがだなぁ。と見渡していると、主催者に雇われたオーガナイザーのイタリア人女性Hが寄ってきて、
「なんでアナタがここに居るの?」
「どういう種類の質問だね?」
「ここにはヨーロッパ人しか居ないのよ。あなたはコーリア?それとも・・・」
「これは私の夫ですよ。失礼な言葉使いを慎みなさい」
妻が傍に居なければ、「私はコズモポリタンだ」と言って、もうちょっと会話を楽しむつもりでしたが、Hは平身低頭するのではなく、言い訳を連発。これもお国柄か。
いやいや、いきなり人種差別に会いました。会場には200名ほどがごった返していますが、確かに東洋人は拙だけでありました。その後もオーガナイザー夫婦の態度とオーガナイズは最低で、妻だけでなく参加者もかなり怒っていました。
前置きが長くなりました。で、コンペですが、イタリアは2名、ノルウェイ、フランス、タイ、ギリシア、ドイツ、そして英国が参加しました。タイ国はタイ人孤児を4人養子にしているスイス人を名誉領事にしています。その夫婦はとてもいい人柄で、すぐに仲良くなれました。
コンペは各国代表の男性8名が料理し、各国代表の女性8名が審査します。
料理は総じて魚料理。英国代表は妻の同僚Sが鯖の燻製をパテにしたもの。拙は準備を手伝っていたので、画像が撮れませんでしたが、塩加減も適度で燻製が香ばしく良い出来だったと思います。
以下、料理をご覧あれ。
ドイツ代表。長時間ラップにも包まず、鮭とマグロのタタキが水っぽかったのはなぜでしょうか。鮭寿司のようにも見えますが、中身はガーリッククリームチーズ。チーズは美味かった。でも、どこがドイツ的?
イタリア代表。真ん中の薄いピンク色の肉はメカジキの燻製、Espadon Fumme。これは以前も紹介したThon fummeの一種。スイスでは入手できないそうです。トリノから持って来たとか。
タイ代表はニシンの塩漬けとハーブのクリームソース。そして、海老と蟹のパテ。これが2位だけど、タイ料理か?
そして、これが優勝料理。ノルウェイ代表エルゲィ作の餃子パスタと鱈の塩焼き。一番上に乗っているのは、クレイフィッシュというザリガニ。
優勝者のエルゲィと2位になった在スイスタイ国名誉領事。
3位の料理は、参加者と話し込んでしまって、撮影できませんでした。
彼らは主催側のホテルのレップで、共通の知人もいました。
波乱の始まりでしたが、良い出会いもいくつかあり、結果オーライということで。