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朝からいろいろと立て込んでいて、明日のイヴェント準備、子供たちの送り出し、そしてパーテーの後の試合。
16.00試合開始、そのとき既に疲れがピークに達していた。
それでも、拙はノーエラーでミドルショートのポジションをこなした。
しかし、バッティングになるとイマイチふらふら。
軸が定まらない。
ああ、ワインのせいか。
飲まないと誓っていた筈なのに。
でも、ワイン2杯だけでこんなにプレーに影響するものかな。
3打数1安打って、あまりよくないよな。
ソフトボールなら2安打せな。
それにしても、うちのチームはスペイン語が多いな。
半数がキューバ人。でも、見た目は大柄なスペイン系。
打球の飛距離はキューバ人。
「俺たちの打撃技術は世界一だけど、日本人は総合力で世界一だ」と言う。
本音かな。
たぶんね。
カーブとは英語で言うCave。つまり、穴倉のこと。ワインは穴倉で寝かせるもの。宍倉さんという上司を思い出すが、その御仁はポン酒派だった。
この半年、飲み物を振り返ってみるとワインが圧倒的に多い。ビールなど飲んだ記憶がない。赤ワインは尿酸を結晶にするし、白ワインはカルシウムを結石に負の効果があるものの、運動と食事に気をつけている拙の肉体はなんとかバランスを保っているようだ。まるで他人事?
スイスのワインが輸出ご禁制品で門外不出であることは過去既に述べた。ジュネーブ周辺のフランスでも売られていないくらいだから、国内生産と消費とのバランスが取れているわけだ。身土不二の思想としてはこの上もない理想と言える。エコマイレージも掛からず、地元で自給自足というのは当然と言えば当然なのかもしれない。
拙もスイスに来るまでスイスワインなるものを飲んだことがなかった。ジェネーブ市内では場末のディスカウントショップでもスイスワインを売っている。価格は5000円くらいから300円までと様々だが、同じ棚に並べられているところがいい。300円でも美味いかもしれないし、5000円でもダメかもしれない。どちらも同じようなボトルに収まり、「私もワインです」という表情でこちらに訴いかける。
よしよし、と300円のワインを拾い上げる。ついでに5000円のワインボトルも触ってみる。どちらも普通のボトルだ。300円ものと3000円のものとを購入。ちょうど10倍の価格差でどれだけ違うかを確認するため。
結果、300円ものはつぅんとした酸味で嫌な予感。おそるおそる啜ってみると、それだけで体調が悪くなりそうになった。口に含むなり、粘膜質をトゲが刺しまくり、吐き出しても渋みが残った。これだけ悪いと料理にも使いたくない。以来、lower limitは500円くらいだなと判断している。
口に渋みの残ったまま3000円を開けるのはもったいない、と3000円は翌日に持ち越すつもりだった。しかし、いつの間にかワインケースから消えていたので、妻に聞くと「御礼に使った」とのこと。どちらのワインもデジカメで撮影したが、こういう話になっては比べようもないから掲載しない。
雨のあと、ベランダに出ると白いテーブルには茶色の粒子がたくさん付着している。
テーブルだけではない。壁伝いに雨水の滴る場所すべてが茶色い線を引いたようになっている。
この現象、日本でも見たことあるなあ、と思った。
近頃のジュネーブは蒸し暑い。
生暖かい湿った空気がジュラ山脈にぶつかって、我々の頭上に雨を降らせる。
これは夏の徴(しるし)でもある。
夏になると、サハラ砂漠から吹き上げられた砂風が地中海で水分を含んで大陸まで運ばれてくるということだ。
だから、イタリア南岸ではこの茶色い雨はもっと濃いのだろう。
ジュラ山脈以北に行けば、この雨の色はここよりも薄くなるのかしらん。
日本に黄砂の雨が降ると、砂はもっと白っぽい。
その黄砂が大空に舞っていると、本当に黄色く見えた。
昨今の大気汚染の話では黄砂が灰色に見えるとも聞くが、実際に見ていないので何ともいえない。
やっぱり、地球はでかいのう。
プールに行って、またモノを盗まれるのも馬鹿げているので、競歩を始めた。
10年間続けた水泳との別れということにもなるのだろうが、たまにはリフレッシュのために信頼できるプールに脚を運ぶつもり。
3年前にソフトボールを始めてから脚力の低下を実感していた。全身運動と言われる水泳だが、それほど全身が鍛えられるわけでもない。クロールでは腹回りは鍛えられないし、バタ足には限界を感じていた。
プールに行けなくなったことを機会に走ることを考えたが、長時間走ると膝がご法度と叫ぶので、短距離を少ししかできない。それでは中年のオジサンには運動にならない。アドレナリンも分泌されないから、気分転換にもならない。
走らずに速く動く運動と言えば、競歩しか思いつかなかった。走る筋肉とは異なるが、競歩は上半身のごつい拙には体全体のバランスを取る最良の運動かもしれない。
腕を大きく振れば、脚のストライドも大きく広がる。膝を伸ばし、且つ足が地面に必ず着地している状態は腰を中心に身体をしなやかに且つリズミカルに躍動させなければならない。
拙宅からちょうど4キロ離れたところにレマン湖の展望場所があるので、そことの往復を目標にしてみた。勾配差はかなりあるので、実際の4キロよりもかなりきつい。膝に問題がある身としては下りのほうがきつい。ゆっくりと「歩く」しかない。
往路は30分、復路は35分掛かった。8キロに1時間5分って、遅くないか。時速8キロ。オリンピック代表選手は時速12キロくらいだそうだから、これを目指すとなると険しいかも。
競歩は生まれて初めてだが、景色がマラソンとも異なる。いつまでも余裕がある。汗は噴出すものの、呼吸は安定しているから、いろいろなものが目に入る。国連周辺で車に乗っている既知に手を振る余裕もある。なんだか楽しい。
明日はもっとスピードを上げようかな。
欧州原子力研究機構(CERN)にはソフトボールチームが二つある。Lチームは毎年優勝していて、Qチームは毎年リーグの中でどべから2番目あたり。
拙はどっちでもいいや、と入れてもらって気付いたらLチームに振り分けられていた。
今日は公式戦の3戦目だった。
今日はバッティングがダメダメ。
4打数2安打、しかも単打というのはソフトではあまり大したことはない。でも、打点は2つ。全部で7点だったからまあ貢献したかな。
今のところ、打率は6割くらい。高校時代は1試合全打席本塁打なんてこともあったけど、今はそんなに瞬発力が続かない。
守備でもライトライナーを2つ取った。守備は怖いよなあ。
Lチームは既に3連勝。来週も楽しみ。練習も楽しみ。
さて、明日は競歩。