とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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食卓を整えて、家族全員が揃う。
いつものように食事が始まる。
今日は何をしたとか、
何を考えたとか、
明日は何をする、と言ったところで、妻が急に変になった。
「泣いてんのか、お前?」
「涙で餃子がしょっぱい」
「それは醤油だ」
妻は立ち上がってどこかに行く。
明日から娘がこの家の風景から消え去り、学校の寮生になるからだ。
子供たちと拙は通常の会話をする。
「お前たちのおじいさんは、この家族が遠く離れる時にいつも泣いていたね」
と言うと、拙が感情を制御できなくなってしまった。
そう、この家族の中では制御しなくて良いのだ。
明日の午後から確実に娘がここから居なくなる。
明後日は息子。
やっていることは本当に正しいのか。
子離れ出来ない父親は思う。
やはり餃子はしょっぱい。
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無題
今年は牧歌家は大変動の年ですね。お子さんたちは大人への第一歩、牧歌さん御夫婦は新しい国での二度目の新婚(?)生活。
家族と離れて暮らすのはやはりいろいろ思うところも多いものですよね。私も両親と離れるたびにいろいろなことを思います。思わず涙が出てしまうこともやはりありますよ。でもそれだけいい家族を持ったということですよね。
皆さんの新生活が素晴らしいものでありますように。そしてクリスマスに最高に幸せなリユニオンをできますようお祈りしてます^^
家族と離れて暮らすのはやはりいろいろ思うところも多いものですよね。私も両親と離れるたびにいろいろなことを思います。思わず涙が出てしまうこともやはりありますよ。でもそれだけいい家族を持ったということですよね。
皆さんの新生活が素晴らしいものでありますように。そしてクリスマスに最高に幸せなリユニオンをできますようお祈りしてます^^
あすとるさま
お優しい言葉を有難うございます。
拙もしょっちゅう英国に戻るし、ハーフタームなどもあるので、あまり感傷的にならないと思ったんですが、やはりちょっと寂しい気がします。生活が始まってしまえば、たぶん、気分も変わるでしょう。
拙もしょっちゅう英国に戻るし、ハーフタームなどもあるので、あまり感傷的にならないと思ったんですが、やはりちょっと寂しい気がします。生活が始まってしまえば、たぶん、気分も変わるでしょう。
やぶ先生
先生も娘さんと仲良さそうで微笑ましいなあ、と思ったことがありました。我娘は反抗期も終え、抱っこしてくれるんですけどねえ。
Re:正しいと
エンジェルの旅立ちまで、あと20年くらいあるんじゃないですか?大学生になる頃がひとつの節目かな?
子供にこんなに頼っていたなんて、今まで気付きませんでした。
子供にこんなに頼っていたなんて、今まで気付きませんでした。
無題
全寮制、懐かしいですね。昔通ってたことありましたから。周りは山と田んぼばかりでしたね。その街も今ではすっかり大学都市として活気に満ち溢れてますが。送り出されるほうも結構つらかったりします。年末には逞しくなって帰ってくるんでしょうね。
Setoさま
子供たちの学校では、約2割が寮生活です。入学させたときも、こんなところで勉強やスポーツが出来ていいなあ、と思いました。英国のパブリックスクールは最高ですね。
L.シューマン様
>とたんに、しょっぱ苦くなっちゃいました、、、
拙のせいでしょうか?すいません。
拙のせいでしょうか?すいません。