とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
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子供たちと別々に生活する寂しさを紛らわすことなど
考える余裕もないほどの状況になりつつ、
その子供たちが入寮した日の夕方、
その学校にある人物をお招きした。
誰あろう、銀座で知り合った数独の父である。
数独の父とは、名もないパズルに命名して命を吹き込み、
パズルの一般化、大衆化、面白かぁに成功した
二コリ社のシャッチョさんである。
いや、社長さんの鍛治さんである。
ご本人のブログを拝見すると、
一読して面白い。
http://www.nikoli.co.jp/blog/kaji/
さらに読むと、この方は人生を楽しんでいるからこちらも楽しくなる。
もっと読むと、この方の発想力の柔軟さや真面目さが伝わる。
お会いすると、ブログのまんまという感じです。
それは究極の表現者ということではないかな、と。
そんなわけで、
鍛治さんには生徒たちの前で数独について物語って頂き、
パズルで子供たちと遊んで頂いた。
拙と妻とで総力をあげて通訳するつもりだったが、
ほとんど妻がやった。本職じゃないのに大したもんだ。
妻の方がマーラ・ヤマウチよりも日本語が上手いかもしれない。
競ってどうする?
マラソンでは勝てないので許してくれ。
で、競ってどうする?
鍛治さんの話は理論的で、明瞭で、
生徒以上に教師たちが感銘を受けていた。
さすが、パズル王、数独の父、いや、数独のゴッド・ファーザーか。
頭の中に「白い世界の片隅に~」というメロデーが流れる。
ゴッド・ファーザーは名付け親という意味だ。
でも、今日の数独の躍進を考えるとそれ以上の存在だ。
学校を出てから、
エプソム競馬場近くのパブで、
夕日と広大なカルスト台地の景色を眺めながらビールを啜る。
ビールが美味い。空気は冷たい。トイレは近い。
ロンドン市内に戻ると地下鉄ストの現実。
普段から地下鉄は使わないが、
地上交通はマヒ状態。
タクシーも目的地によっては使い物にならないから、歩く。
和食処SOHO JAPANで英国野球狂団と落ち合う。
鍛治さんもお連れしてしまった。
焼酎が旨い。さつま揚げが美味い。
かつての「にんじんフードショップ」の看板が頭の中で揺れる。
目まぐるしい一日だったが、楽しかった。
子供のことなど考える暇もなかった。
今は目の前に締め切り前原稿が、・・・うう。
た、楽しい・・。
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Re:ニコリ
同社のウェブにも書いてありますが、競馬馬から取った名前だそうです。鍛治さんと話していると思わず二コリとしてしまうので、さすがだなあと思いました。