忍者ブログ
とりあえずジュネーブをうろうろしてます。
[55]  [56]  [57]  [58]  [59]  [60]  [61]  [62
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

引越し準備として家内の不要物を整理しなければなりませんが、

いつも処置に困るのが頂きモノ。

価値は判るけど、はっきり言って要らないものが多いです。

誕生日やクリスマスが嫌いな理由はそんなところにあります。

そういう機会は、皆で美味いもの食べれりゃそれだけでいいじゃん、

と思うのであります。

ともあれ、子供の成長に合わせて不要になった玩具、服、文具、

読み終えた書籍類、使い古しの宝石類などなど

陳列するとけっこう壮観であります。

前日に車の中に売り物を押し込め、

朝7時に出発、

7時半開場で、参加費用は8ポンド、

ディスプレイ準備の最中から人が集まります。



見た感じは「業者」たち。

掘り出し物を見つけ出そうと、作業中にダンボール箱の中まで覗いていきます。

手癖の悪い連中もいるので、目が離せません。

って、要らないものを売りに来ているんだから、

あまり気にしないでもいいんですけど、

盗られるのは癪に障りますよね。

業者の次に来るのは、「目的を持った人たち」です。

お目当ての物件を捜し求めて、

あちこちに声を掛けていきます。

拙宅で最初に売れたのは天体望遠鏡。

購入時は40ポンドくらいだったかな。

最初は20ポンドでオファーすると、

「考えさせて。また来るかも」の一言。

次の人から「交渉可能だよ」と言い添えると、

誰もが10ポンド以上は出しそうもないことが判り、

11ポンドでお買い上げ。

これで既に参加費用を超えた。

息子のゲームボーイ、アイボのようなロボット玩具、リモコンミニカーなど

4,5年以上前の旧式の玩具は言い値で売れます。

来る人たちはITに弱そうな人たちばかりなので、

テクノロジーに疎いのか?

10時ごろになると、さらに客層が変わるです。

子供たちが増え、ぶらつく人も増えます。

目的も無しにこういうセールに来る人も居るんですね。

拙ブースには子供服と書籍が多かったので、

どちらもまとめ買いする人がいました。

つまり、彼らとは服と本との趣味が合うということなんでしょうね。

お友達になれそうな感じの人々でした。

拙宅のブースには引っ切り無しにお客様がいらっしゃるのですが、

正面や両隣には客の付く様子が殆ど見られません。

正面は子供のお古と大量のビデオ。

右隣は大量のビデオとお古の玩具。

左隣は見るからに不勉強な骨董品とこれまたビデオ。

この日のブースは全部で200ほどに上ったそうですが、

概観しても本を扱うところはとても少なかったように思えます。

英国人は本を読みません。

ビデオやDVDばかり観ています。

骨董品もちゃんと勉強して、見識眼を養わないとならんのに、

拙素人目にも「ええ、なんで?」と思う品物ばかりでした。

売り物に個人の価値観や社会の縮図が垣間見えるんですね。

人間観察になって面白いです。

そう言えば、拙友人のJ社JAPAN社長夫人は、

日本で行われるカーブーツセールやバザーでは必ずお手製のリースを販売しています。

どこでも人気商品なので、30分以内に50個ほどが売り切れてしまうとか。

カーブーツセールは何を売ってもいいんです。

その代わり、トラブルは個人レベルで。

いえね、自己責任という変な言葉が嫌いなもので。





PR

スポーツクラブの更衣室では、

野郎どもの裸体をたくさん観ます。いえ・・・、見ます。

白人、黒人、東洋人、アラブ系、インド系と様々です。

今日は白人について語りませう。

若い連中は8割方刺青をしています。

拙と同年代には少ないのですが、

もう少し上の年齢になると、

色褪せた下手っぴぃな刺青をしているオジ(ィ)サンたちがたくさんです。

聞いてもいないのに、彼らが教えてくれるのは、

「俺はフォークランド帰りなんだ。身体が爆風でバラバラになっても判り易いように、こうして身体のあちこちに目印をつけたんだよ」

ということ。

松本清張の小説「黒地の絵」を彷彿とさせる話ではありますが、

果たして、戦場でちぎれ飛ぶ腕や脚に名前や印を彫っておいて、

どれほどの効果があるのか?

年配の刺青はボヤけていて、形も整わず、美しいという言葉には程遠いものがあります。

一方、近年の若者の刺青はけっこうセンスが良いデザインのものが多いのですが、

意味不明の漢字を使ったものも少なくありません。

「友」「人類」「愛」というのはまだ良いと思うのですが、

「寿司」「鮨」「福幸」と縦書きにしてあるのは何なのでしょう?

漢字と思しき、まったく意味を成さないものもあります。

カタカナで自分の愛する人たちの名前を彫る場合もあります。

で、コレだけはやめて欲しいと思うものもいくつか遭遇しました。

中でも、「御手洗」と腰に書かれた達筆な刺青。

海パンのちょうど上に見えるように横書きになっていました。

その彼、クラブのプールに入る度に、

ジャクジーの中で仁王立ちになって柔軟体操を始めるのです。

なんか言ってあげたいけど、入れ墨を消すって大変なんでしょ?




14歳に届こうという息子、

PCに向かって友人たちとチャットをしています。

スキあり!

後から羽交い絞めにして、

頬ずりをしました。

 「ええ?!」

息子 「何?」

「お前、髭生えとんのか」

ジョりジョりの頬はもはやオヤジでした。

髭剃りは拙のものを使っているそうです。


可愛いぃ~、息子は~、い~まど~こぉにぃ~。
(小阪明子の「あなた」の節でどうぞ)





娘は昨日学年一番の成績を取ってあちこちから祝福されていましたが、

本日は一転してどよんとした気分になったそうです。

以前、日本のインターナショナルに通っていた者同士で、

小規模なリユニオン(同窓会)を開いてくれた友人宅に伺いました。




トランポリンの右にいる青年R君、

彼は英国の16歳でもっとも成績の良い青年かもしれません。

全A☆は当たり前で、しかも殆どの評点が満点。

そして、数学は来年受けるべきASレベルで受験し、これも満点。

頭脳明晰、スポーツ万能、さらに性格も朗らかで、大人と会話の出来るさーやかなハンサム笑顔、いわゆるキャプテンタイプ。

ボーイフレンドのいる娘ですが、

4年ぶりに会ってR君のパーフェクトぶりに心を動かされたのではないか、と。

世の中、上には上がいるものです。

ところで、拙は足元のマンホールを眺めてウンチクを語れます。

ロンドン・マンホール科目などというものがあれば、A☆。

ロンドン市内で地下鉄の音を聞く、

いわゆる「聞き鉄」という企画も可能です。

学校の勉強と同じくらい役立つと思います。







昨日はGCSEの発表日でした。

General Certification of Secondary Educationが正式名称ですが、

和訳したくありません。

要は16歳時点での学力考査であり、

9科目の試験が課され、

A*,A,・・・・E,F,Gという評価と点数評価がされるものです。



合格点であれば、E以上の評価が与えられ、

殆ど満点に近ければ、A*(A☆、エースター)という最高点になります。

GCSEは17歳時点のASレベル4科目とともに、

大学入学の選考基準データとして使われます。

実は娘がその対象学年でありました。

学校に成績表を貰いに行くと、駐車場に着くなり、

「校長に呼ばれているから、成績表貰ったらすぐに行くのよ」

と、担任教師に言われました。

ああ、なんか嫌だなあ、と思いつつ駐車場に車を止めて、

娘を本館に向かわせました。

親たちは本館の前でたむろしています。

娘の親友メガンの家族がとても緊張した面持ちで、

お母さんのキャリーが「う~、親の私の方が緊張するぅ~」

「僕は外国人だから実感沸かないなあ。そんなに大事かな」

「もちろんよ。これで人生が決まる人もいるのよ」

なんか大げさじゃないかな~。

メガンは入学以来、ずっと学年トップのお利巧さんです。





押し進むように生徒たちが本館に入り切ると、

教師たちが我々夫婦の傍に集まって、口々に

「楽しみですね~」

「え、楽しみなんですか? なんだか日本の受験よりも楽そうなんでピンと来ませんねぇ」

でも、日本の受験が大変なのは、記憶にばかり頼るアホらしさとの戦いがあるからなんですけどね。

進学塾講師を長年続けて、受験の片棒を担いだ拙ではありますが、日本のあの択一式がバカらしくて、嫌で、記述や論文を重視する教育の方がまだましかな、と思ったことが子供たちに英国式教育を受けさせる理由のひとつになったことは確かです。

ともあれ、娘は人ごみから出て来ました。

「車の中で開く」

と言って、成績表を我ら夫婦の目の前で開封すると、

9科目のすべてがA☆でした。 点数も満点がいくつも・・・。

学内では全A☆は、彼女一人だけだったので、

校長は褒め言葉を娘にくれたそうです。なんだご褒美じゃないのか。


真ん中のKaty Atkinは次学年からドラマアカデミーに転校する
英国演劇界期待のホープ。きっと有名になります。もう有名だけど。


まあ、中堅のパブリックスクール(私立)ですから、

出来が良いように思えますが、

名門校に行けば、娘と同じ成績の子供たちが2,30名は居ると思います。

明日はウィンチェスター校とイートン校に通う娘の友達とその家族に会います。

たぶん、彼らも全部A☆でしょう。 大学で何を学ぶのかな。

そうだ、娘は昨年一足早く日本語のGCSEも受験して、A☆でした。

星10個ですっ!

堺正彰のあの番組まだやっているんですか?

<< 前のページ 次のページ >>
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[02/01 多田宗太郎]
[12/09 Marmite]
[09/16 Marmite]
[09/09 orange]
[05/16 Marmite]
プロフィール
HN:
牧歌
性別:
男性
職業:
趣味に被る
趣味:
職業に近い
自己紹介:
欧州をうろつく牧歌人。
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
アクセス解析
アクセス解析
忍者ブログ [PR]