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郵便仕分け機械の導入近代化に反対して、

明日から来週火曜日まで労働者がストを行う。

英国に住み始めた80年代の終わりごろには、

新聞社の印刷部門がストを起こしていた。

その頃すでに、日本では朝日新聞社がネルソンという印刷技術を誇り、

「インクが手につかない」

ことがスタンダードとなりつつあった。

今でも英国の新聞は手が汚れる。

まだ活版印刷なのだ。

インクの匂いも懐かしい。

今なら児童保護法に抵触するであろう、

我が幼き頃の新聞配達を思い出す。

アカギレにインクが染みて、

冬の間はいつも指が真っ黒だった。

不潔に見えるし、恥ずかしかったなあ。



おっと、ストの話だった。

技術革新よりも労働者の権利が今でもまかり通るのが英国。

ナショナル・レイルのポイント制御も自動化されると、

大量の労働者が職を失うとかで、

ストライキをしていたこともあった。

そのときは帰るに帰れず、ロンドンのホテル住まいを堪能して嬉しかった。

今回の郵便ストで被ることがあれこれ。

モデムおかしくなってからFAX使えないし。

こういう不便さとは、もうすぐオサラバなんだが、

何も、最後の最後までこんなについて回らなくても。

まだ、ペンディングの手続きがたくさんある。

ブログ書いている場合じゃない。


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No.2 for the side. 
No.8 for the top and the fringe should be longer than the rest. 
I also prefer flat and square shape.

これが£10の床屋(バーバー)で依頼するときの表現。

英国では日系でも英系でもヘアサロンは高くて、

拙の頭髪でも£30~50。

日系はロンドン市内しかないし。

おまけに、東洋人の頭髪は白人には切り難いらしい。

彼らには対処すべき技術がない。

そこで、日本にいるときから研究し、

英人でも出来る髪型を見つけ出した。

それはほとんどバリカンを使うので、

スポーツ刈りのようになる。

拙の現在の髪型の所以である。

英国で、No.2とは6mmの長さ、No.8は24mm。

日本で2番、8番だと2mmと8mmになってしまう。

日本ではほとんどボーズになるので、

日本と英国では規格の違いをわきまえる。

実際の髪型は、前髪は漫画のTinTinのように立てている。

頭の上辺が丸くなると不恰好なので、

ゴルゴ13のように平たく角刈りのようにしてもらっている。

でも、扱われ方は毎回異なる。

一番上手だった人物はバイクで事故死してしまった。

本当に惜しい人を亡くしたと思った。

気の毒だけど、涙は出ない。

拙の髪型も気の毒だ。

これからは、もっと気の毒な状況になる。

フランス語でこのフレーズをなんて言えばいいの?

バリカンの種類も違うかもしれないし。

金木犀、秋刀魚、梨、柿、新米、ハタハタはちょと早いか・・・日本は今そんな季節なのだろう。

英国の空は、寒く、暗い季節が来るのを予感させる。街の香りや食べ物に季節感など感じたことはほとんどない。あっても、街中の八百屋に並ぶ梨の種類が増えて、そうか秋か、と思うくらいだ。

コンカーと呼ばれる栃の実が落下し、登下校の子供たちが怪我をするので、通学を徒歩から車に変えたという話がラジオで聞かれる季節でもある。栃の実対策だけでなく、寒さに対抗すると温暖化が進む。

身体も同じだ。寒いと代謝が緩やかになるので、体脂肪が溜まり易い。それは体内の温暖化?冬はどんなに運動しても、1時間以内に汗は止まる。同時に、寒いと栄養補給したくなる。空腹でもないのに食べたくなる。寒いと不活性化したエネルギーが脂肪になる、ということだろうか。

たぶん、そのためだろうと思われるいくつかの現象がある。 例えば、テスコなどの量販店では安い服飾も扱っているので、一応見に行く。ところが、どれを手にしても、魅力あるものが見つからない。スソの広がった、ダボッとしたTシャツ。ウエストに合わせても、お尻や太腿あたりがダブついてしまうズボン。サラリーマンの頃はそんな体型のスーツを着ていたので、かなり太って見られたこともある。

テスコで買える服と言えば、サイズに困らない靴下とSサイズのパンツ。日本のパンツはLでも小さいのに、この差はなんだろう。

日本人としては大柄な拙にとって、英国の服飾サイズは、「かつて」とても便利で快適だった。最近では、サイズに伴って体型に合わせた需要も増えているらしい。・・・のだ。

ところで、怪我をした息子は前開きの服しか着られないので、ジッパーで開閉できるフードジャケットをたくさん買ってみた。

息子の好みは若者向けの店TOPMANだった。でも、高いので、最近流行りのPRIMARKとか、ユニクロ、GAP、そしてついでにZARAにも行ってみた。

PRIMARKは近来のフェアトレード精神に反する商売をしているだけあって、安いが魅力的なものは何一つない。品質もイマイチだ。かつてのダイエーブランドを思い出す。なければ困るけど、あればこれでいいや、という選択肢の範囲だ。体型もスソの広がったものが多いのは、英国という土地柄だろうか。拙が着てみるととても不恰好に見える。なんだかオバQみたいだ。決してスーパーヒーローではない。

ユニクロなら細身のものがあるだろうと期待していたが、やはり英国仕様。GAPも同じ。おケツがでかい。

もうTOPMANに戻るしかないな、と思ったところで目の隅に入ったZARAに入る。ディスプレイを観るなり、スーツを試着させてもらい、最初の試着を買ってしまった。スーツを買うのは10年ぶりかな。それほどぴったりだったのはラテン系ゆえか、最近の若者のスリムファッションの影響か。裾丈はすべてパーペキ(自慢)。オケツも丸く見える。あまりのフィット感に驚き、息子の買い物など忘れてしまった。

スーツもこんなに変化するのね。因みに10年以上前に購入したダブルのスーツが、ウォードローブの中でまだ数点眠っている。今時、ダブルのスーツを着ていると浮いてしまうほど威圧感のある服。胸の薄い日本人には似合わないのが普通。ダブルのリバイバルの時期は来るのだろうか。スーツ着る仕事していないし。

んー、あと何日続くかこのブログ。もちろん、落ち着いたら毎日更新します。




ここで新住所を掲載するわけには行かない。

只今、メイラーが使えないので、ウェブメイルを使っている。そうすると、かなり大事な人にでも住所変更のメイルを送り損ねる可能性がある。

でも、メイラーが復活すれば、ちゃんと交信できますので、それまで暫くお待ちください。

父母会の質問で印象深かったのは、

「インターナショナルの学生数はどれくらいの割合なんですか」

それに対する回答は20%くらいで、ほとんどがボーダー(寮生)ということだった。

重国籍である拙宅の子供たちは、インターナショナルに含まれるのだろうか、と聞いてみたかったがどうでも良いとも思った。そういう境界がなくなりつつある時代に旧壁を眺めても面白くない。

話を学校に戻す。

「で、20%の学生のうち能力別に編成される科目の中では、我々英国人の子供たちが疎外感を持たされている実情をご存知でしょうか」

例えば、数学などアジア人に圧倒的に有利な科目になる場合、英人は一クラスに数名になってしまい、中国人が大勢を示すことがある。こういう事実に対して、学校側はどんな対策を採っているのか、という質問である。教師たちは生徒たち誰にでも公正であることを述べると、ある親が挙手した。

「能力別編成の授業時間はせいぜい1時間、しかも、どのクラスでも半数以上の生徒は英国人です。学校側はいろいろなデータを公開しているからすぐにその事実が判ります。私の娘はドイツ系の私とスウェーデン人と英国人の混血の夫の間に出来た混血児ですが、見たところも文化的背景も普通の英人そのものです。そして、ボーイフレンドは中国人で、中国語を習っておりますのよ」

ここまででコトバを切ったその親がどれだけ賢明で、レイシストにどれだけプレッシャを与えたかが知れる場面だった。先の親は留学生の存在がいろいろな理由で不愉快なのだろう。実際にこうした隠れたレイシストは多い。法で禁じられても、このような人間は後を絶たない。

昨日も怪我をした息子は白人だらけのパブリックスクールに行って、自チームの試合を応援していた。観戦中に、ある親子の会話を耳にした。「お父さん、あの学校には、なんで黒人がプレーしているの?」 父親は両手を上げて、呆れ顔をしていたそうだ。この親も見下げ果てた奴。この連中には明らかな混血顔の息子が目に入らなかったのか。息子の学年を例にとってみれば、1人だけ黒人がいる。中国人も20名ほどいる。他の100名あまりは皆白人ばかり。これがほとんどのパブリックスクールの実態。

何が彼ら、レイシストたちを不愉快にさせているのか。

そのことは明白なのだが、彼らは語ろうとしない。だって、快・不快という乳児レベルの議論にしかならないし、純血論でも語ったらやはりレイシストとして裁かれることになるから。でも、アングロ・サクソンのどこが純血なんだ?

のびた君がレイシストだったら、こう言うだろう。

「ドラエも~ん、この学校を白人だけにしてよぉ」

「白人メガネェ! それを掛ければ皆白人に見えるよ」

人類は皆他人だと思うし、友達の友達は皆他人だと思う。でも、誰もが平等に他人なのだから、もうちっとオトナになってみようじゃないか、と思わせる国際社会の縮図がこういう学校の中にもある。




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