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負けた。
今シーズン初の敗退は14対18。そのうち守備のエラーに関わる失点は8点。
拙自身は開幕以来ずっとノーエラーを続けているが、チームプレイである以上、そんなことはどうでもいい。味方のエラーをカバーし切れなかったとは言えなくもない。たぶん、拙がもっと強い気持ちでいたら、エラーは防げていたのだ。今にして思えば、そういうことだ。
チームを支える主力選手たちでも連続してエラーを犯すこともある。そういう屋台骨がふらついていると、周りのプレイにも大きく影響する。
影響されないように、気合を入れてプレーしていたら、膝と右太股を傷めた。プレーは褒められたが、やはり怪我しないように手を抜くことも大事なわけで、頑張らなくてもなんとかなったかもしれない、と振り返る。
しかし、チームの元気がなくなっているとどうもムキになってしまう。拙のプレーを見て、皆がもっと気力を出して貰いたいと願うあまりの出来事であった。
その甲斐あってか、中盤以降は多少盛り返したのだが、逆転には至らなかった。
拙打席は4打数3安打。最終打席がピッチャーゴロだったが、これは本日の最大の失敗。ランナーを溜めるべきだったので、叩き付けたのだが、4ボールの方がもっと確実だった。
試合後のスピーチでは、エラーを重ねた主力選手が一言。
「誰かのエラーを責めてもしょうがない。批判しても何も生まれない。次に続くことを考えるべきであって、失敗をポジティブに、次に活かすべきだ」
正直な話、「お前が言うことかよ」と思った。正しいことを言っているように思う人々も多いだろうけど、所詮「ポジティブ人の教科書」の一部を暗唱しているだけだ。暗愁を知らずして、真の成長などありえない。現実逃避とポジティブとの区別がついていないだけ。
拙の口からはVery correct descriptionという皮肉が思わず出てしまった。同じ年齢のRandyは拙の言葉に頷いていた。彼は人を励ますのが上手だが、リアリストに近い思考をする。やはり、ポジティブシンキングは最近の価値観なんだな。思考としての深みに欠ける。と言うか、ネガティブやリアリズムを否定する思考停止状態になっていることもよく見かける。
ともあれ、これで8戦7勝1敗。リーグ戦の残数は2試合。トーナメントは最低3試合、最高で5試合。優勝の可能性は極めて高い。
過去のブログ「英国と暮らーす」でも、この時期は必ずウィンブルドンがテーマになった。そのスペースでも既に楽しみ方を披露してきたが、いくつか補足しておくこともある。
1)まず、全日程12日間のうち、最も見応えのある日は第7日目。
この日は既にベスト16になっているので、どの試合も充実していて、ワンサイドゲームが少ない。日曜を挟んでいるので、選手の疲労もある程度回復しているから、プレーにもメリハリがある。この日以降は、徐々にゲーム数は減る。ジュニアのゲームも観ていて面白いので、彼らを観たければ、最終日まで通う価値もある。メジャーに参加したばかりの将来の有望な選手を発掘しておくのも楽しい。発掘という意味では、第一週の初日から3日間が最高。拙にとって、シャラポヴァやハンチュコヴァはそういう選手。男子ではアンチッチかな。
2)センターコートやNo.1コートのチケットは要らない。
早朝から並ぶ。でも、うまく列に入れば、2,3時間の待ち時間で済む。到着の目安は8時半ごろ。コートには近くのホテルなどから歩いて来る選手もいる。サインをねだったら快く引き受けてくれたのは、ダブルスで有名なカーラ・ブラック。
3)座る場所。
試合が観たいのであれば、アンパイアの反対側。
試合の前後に選手と触れ合いたいのであれば、選手の真後ろ。
サインが欲しいのであれば、審判の真後ろ。
但し、どちらも試合はかなり観難い。
4)画像は連写
デジカメ画像は連写がお奨め。
5)二人組みで行くこと
実は二人組みでは行ったことがない。周囲の人々と仲良くなるのは割と簡単。でも、二人で行けば、場所取りも楽だし、安全も確保し易い。
6)持ってぐもの。
サインペン、スコアブック、帽子、サングラス、雨避けと防寒着(傘は迷惑)、サイン帳、サンクリーム、弁当、飲み物
7)食事。
おにぎりが最高と言いたいが、旅行者の場合はレストランやテイクアウェイを利用するしかない。全体的に高め。お薦めは無し。名物はイチゴとダブルクリーム。だけど、スーパーで買って行く人が多い。「勝ち割り」売ったら売れるのになあ。
8)チケットの買い方
どうしてもセンターやNo.1に行きたくなったら、ヘンマン・ヒルのチケット買戻しコーナーに行く。運が良ければ、良い席が買えるかも。
9)プログラムの内容
ウィンブルドンの歴史などは後日読むことにして、旬の選手の紹介、会場のレイアウトなどは役に立つ。毎年、編集内容が凝っているので、ちょっと高くても買う価値あり。
10)スケジュールはインターネットでプリントアウト
11)サイン用にボールを持って来ても、ゲートで没収。
12)観客席で見知らぬ日本人と知り合うのも楽しみ。
コミュニティサイトで発表したら、意外な好評。
普通はブログに書いたことの補足や裏話をする場所としてコミュを使っているが、今回はその逆。
未来図書室には拙記事も掲載。
http://mirai-tosyositu.jp/index.html
世の中が本当に必要としている情報が満載であります。
どうぞお役立てください。
このところ、ジュネーブ近辺に限らずスイス中が音楽祭だらけ。
その規模は様々だが、数が凄い。
聞いてないよ、こんなの。
と思わされるくらい多種のジャンルの音楽祭が催おされている。
祭の前後に花火が打ちあげられることもあるのだが、こちらの夏至は暗くなるのが10時過ぎである。
週末とは言え、11時に花火を上げてもいいものだろうか?
スイスではもうひとつ盛り上がっているのはサッカーユーロ杯。
オーストリアとの共同開催であるが、多国籍国家スイスではそれぞれの国の出身者が盛り上げているということか。
そのユーロ杯も今日で終わり。
今晩、スペイン対ドイツの試合を観ることになるおだろう。
もちろん、その前には拙のソフトボールの試合がある。
今日こそ、必ずや本塁打を打つ。
と、言ってみたかっただけ。
やっぱこの時期は、たとえスイス在と言えども、ウィンブルドンのことを書かずにいられない。
一日のうちにたくさんの一流選手の試合を観て、出会いも味わえるあの独特な場所。
通には、センターコートやNo.1コートの券など不要だ。
そんなものはテレビでも、いくらでも観られる。
大事なのは自分本人が大事にする試合の観戦ができること。
メディアに踊らされることなく、素晴らしい選手たちの躍動する姿を眺めること。
拙の贔屓はもちろん日本選手だが、
メジャーになる前の素晴らしい選手たちがメインコート以外で活躍する姿を観て感動したものである。
一昨日、2回戦で負けてしまった第二シードのシャラポヴァもその一人。
2年前、彼女は杉山に勝ってからメジャーに伸し上がった。
それは2年前の拙ブログをご覧下さればよくわかること。
一昨日と言えば、波乱がいくつか・・・。ダベンポートの棄権、ハンチュコバの敗退、そして昨日はアナ・イヴァノヴィッチの敗退。
彼女らの進出を当然のこととして、楽しみにしていたのに。
ツアーの疲れが出たのだろうか。
相手が強かったという彼女らの言い訳にはどうも納得できない。
中国選手Zhenは二周りほどアナより小さかった。
しかも、その動きはアナを上回っていたし、気力も充実していた。
顔立ちは双方独特で、甲乙付け難いが、やはりアジア人がいいかな。